Interviews 卒業生 大学の学びで見つけた特別支援学校教員の道

横浜市立上菅田特別支援学校
石橋 侑季さん
掲載日:2022.03.08
教育学部
2017年度卒業
大学の学びで見つけた特別支援学校教員の道
「子供の成長過程を見たい」と思って初等教育コースに入学した私が、特別支援教育に興味を持ったのはこの分野が専門の菅原伸康先生の授業を受けたことがきっかけです。この授業で「特別支援教育は、子どもたち一人ひとりに向き合い、彼らの成長を見守る教育の基本」であることを知り、進路として特別支援学校を考えるようになりました。そうは言いつつも、当初めざしていた小学校教育の道にも魅力を感じていました。通常の学校と特別支援学校での2回の教育実習を通して、「生徒の課題を考え、その子に適した教材を検討し目標を立てていくことこそ教育の本質で、楽しい。やっぱり特別支援学校しかない」と気持ちが固まりました。
アメリカでのボランティア活動で感じたこと
3年生の春季休暇にはアメリカでアシスタントティーチャーを行うボランティアに参加。さまざまな国籍・民族の子どもたちが垣根なく生活する姿を見て、日本でも健常児童生徒が障がいのある子どもたちと普段から当たり前に接していれば、差別や特別視がなくなるのではと感じました。健常者の中には、障がいのある者を「何となく怖い」と感じている人がいるかもしれない。しかし、それは障がいのある者のことをよく知らないから起きること。柔らかく吸収力の高い子どもの頃に何らかの形で触れ合える機会が作れたらと考えています。