Interviews 学生 「こころ動かすきっかけ」をつくることが、今の私の喜び

Introduction紹介文
主に在学生に向けて、将来を考えるための多彩なイベントを主催する学生団体「KG NEXT STAGE」。企画から予算配分、スケジュール調整に運営まで、全てが学生主体で進められます。現在代表を務める3年生のオリビエさんは、自らも将来を模索しながら「誰かの将来のきっかけに関われることが心からうれしい」と笑顔で語ります。活動のやりがいや自らの成長、そして興味を持って取り組んでいる学部での学びについてお話を聞きました。
学生と社会をつなぐさまざまなイベントを、全て自分たちで考え、つくり上げる。
学生生活で夢中になって取り組んできたのが、学生団体「KG NEXT STAGE」での活動です。2年生の春、起業に関心がある学生や将来に悩む学生に向けたイベントを運営している団体だと知り、興味を持って加入しました。現在は団体の代表を務め、仲間とともにトークセッションやワークショップなどのイベントを実施しています。KG NEXT STAGEでの活動の面白さは、何と言っても全て自分たちの手で行うこと。アイデア出しから計画立案、当日の運営までみんなで考え試行錯誤を重ねます。さまざまな企業とも関わる機会があり、予算やスケジュールの調整も大変ですが、メンバーと意見を交わしながら形にしていく過程はやりがいがいっぱい。苦労してつくりあげたイベント当日、参加者やゲストの方々の充実した表情に「自分たちのイベントが、誰かの心を動かすきっかけになった」と実感する瞬間、いつも達成感に満たされます。
困難な状況もアイデアで乗り越える。目標に向かって力を合わせ、意見を交わす重要性を知った。
活動を通して自分の新たな一面にも出会いました。アイデアを思いついたり、改善のための考えて工夫したりすることがすごく得意だったんです。たとえば昨年、西宮阪急様と共同で行ったワークショップ『世界に一つだけのモルドールを作ろう』では、参加者ごとに個別で会計する必要があり、会計作業をスムーズにするための見通しが立たず話し合いが難航しました。その時、私が考案したのがオリジナルの会計用チェックシートです。現場ではこのシートがうまく働き、期間中ずっと円滑な会計が実現しました。自分のアイデアで場を活性化できたときにすごく手応えを感じますし、こうした経験を通して課題解決力や、施策を実行に移す力が身についたと感じています。
もちろん活動は楽しいばかりではなく、時には意見が分かれ、お互い真剣だからこそ話し合いが白熱することもあります。しかしそんなときこそ人の意見に耳を傾けることの重要性、仲間との協力の大切さを痛感します。現在も次のイベントに向けて、メンバーと共に準備中。全ての企画を無事に開催し、参加者に有意義な時間を提供することが今の目標です。

リーダーシップ×マーケティングの知見を生かし、自分らしく活躍できる人になりたい。
今年3年生になり、所属する商学部ではマーケティング分野に興味を持って学んでいます。商学部を選んだのは、両親が飲食店を経営していることがきっかけ。子どもの頃から店を手伝い、両親の働く姿を見たり自分自身が接客したりする中で、仕事の大変さや商品が売れる面白さへの実感が学部選びにつながりました。中でも本学の商学部は幅広い分野を学べる環境が整っていて、1・2年生のうちにさまざまな授業を受けられる点に惹かれて進学。
現在は、1年生の時の授業がきっかけで選択したマーケティングコースに所属し、ゼミでは仲間と一緒に商品企画コンテストに参加するなど、積極的に活動しています。勉強面での目標は、学生のうちに「私の専門分野はマーケティングです」と胸を張って言えるように学びを深めること。そろそろ将来の進路を意識するタイミングが訪れていますが、「KG NEXT STAGE」での経験が将来にどうつながるのかは、まだ模索中です。活動を通じて培ったリーダーシップや周囲を巻き込む力と、マーケティングの知見をかけ合わせ、自分らしさを確立して社会で歩んでいくことができれば素敵だな、と考えています。


大学生活も折り返しを迎え、「卒業までにやりたいことリスト」遂行中!
勉強も学生団体活動もがむしゃらに頑張っていたら、大学生活が早くも半分を過ぎました。そこで最近、友人たちと「卒業までにやりたいことリスト」をつくり、大学生ならではのプチイベントを実行しています。つい先日は「関学生らしいことをしよう!」と、西宮上ケ原キャンパスの中央芝生でのんびりピクニック。異なるフィールドで挑戦する友人たちとの時間は、たくさんの刺激的にもなりました。関学には歴史深い建造物やおしゃれなスポットなどいいところがたくさんあるので、在学中に思い出を増やしたいです。