神学部
K.G.

神学部 School of Theology

西宮上ケ原キャンパス

キリスト教への理解を深めるとともに、
他領域との関わりについても学修し、
人間と社会の本質を探る

「人間は何のために生きるのか」など、人間の本質をキリスト教という視点から学び、思考する力を育み、キリスト教の「隣人愛」を単なる理想に終わらせることなく、現実の社会で実現できる人材の育成をめざします。「聖書学」「歴史神学」「組織神学」「実践神学」の4つの領域を、伝統的な視点と現代的な視点の両方から探求し、キリスト教への理解をより深めます。

神学部の学びのポイント More About us

Point 1
基礎から専門科目へと段階的に学修

「キリスト教伝道者」および「キリスト教思想・文化」の2コースを設置。1年生ではキリスト教神学の基礎を学修し、2年生より幅広い専門科目から深く学んでいきます。

神学部の学び
Point 2
世界レベルの資料が揃う環境で、神学研究をリードする研究者が指導

神学研究拠点として第一線の研究者が教員として集結する神学部。福祉・医療・教育宗教など、現場の第一線で活躍する講師による講座も充実し、より具体的に現代社会に即して学修する機会が得られます。

教員一覧
Point 3
少人数制で学問としての「神学」を学ぶ

神学部では少人数教育による基礎教育を重視。学生の個性を重んじ、全人的教育による対話能力の育成を目指して、教員と学生が互いに刺激を与えあう教育と研究の機会を提供しています。

Global

神学部には韓国の学生とともにキリスト教宣教について学ぶ「Mission in Dialogue」など、国際交流に力を入れた授業も展開。そのほかにも、ギリシャ語、聖書ヒブル語、ラテン語などの古典語の授業も充実しており、これらの言語を学ぶことで、古代社会の文化や価値観に触れることもできます。

Mastery

「共に歩み、仕える人」を育成し、社会福祉の現場や教会に送り出すことを目的とした「ディアコニアプログラム」。キリスト教に基づいた人間理解やいのちの理解を深めながら、多彩な現場に赴き、スピリチュアルケアについて実践的に学びます。

進路について Career

未来を広げる多彩なキャリアの選択肢

神学部では、キリスト教の教派のひとつである日本基督教団の認可神学校として伝道者を育成しています。それだけではなく、学校教師やNPO職員、もちろん一般企業で働いている多くの卒業生がいます。

認定資格「宗教文化士」

世界における宗教・宗教文化の多様を認識し、諸宗教それぞれの教義、考え方、習慣などを知ることを通して、世界のなかで活躍するために宗教文化について一定の能力を有することを認定します。宗教に関わる日本の社会や歴史についての理解は、社会に出てからもきっと役立つでしょう。

学部長メッセージ Message

新神学部長として

神学部長岩野 祐介

この度神学部教授会の決定により、2025年度4月より再任し、神学部長としての2期目を迎えております。 神学部は関西学院創立時から存在する学部のひとつです。創立時に定められた関西学院憲法の第二款には、「本学院ノ目的ハ、基督教ノ伝道ニ従事セントスル者ヲ養成シ、且ツ基督教ノ主義ニ拠リテ日本青年ニ知徳兼備ノ教育ヲ授クルニアリ」とあります。キリスト教主義による知徳兼備の教育と、それによってキリスト教の伝道に従事しようとする者を養成すること。教職員の皆さん、学生の皆さんとともに、この創立目的にかなう神学部であることを目指し、現代的なキリスト教の伝道とはどうあるべきかという問題に取り組んでいきたいと考えております。 コロナが猛威を振るった時期にはネガティブな意味合いで用いられた「密であること」ですが、もともと神学部は教員と学生、学生どうしの距離が近く親しい学部であり、良い意味で「密」な学部です。伝道者コースと思想文化コースの両コース学生がともに密接な関係性のもとで学んでいるからこそ、キリスト教、宗教について聖書をはじめとした教えの内容、歴史から、現代社会における宗教の役割、はたらきまで多様な観点から学びを深めていくことができるのです。多くの卒業生の方々が、教会、学校、医療施設や社会福祉施設のみならず、様々な一般企業等においても、神学の学びを現場で生かし"Mastery for Service"を実践しておられます。 当方は経験も浅く非力なものですので、皆さまのご助力とお祈りとが是非とも必要です。神様のお導きのもと、誠実に向き合っていく所存ですので、ご支援、ご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

教育の指針