2024.12.24.
社会福祉学科・安藤ゼミ生が作成に関わった「上諏訪今昔雙六」が完成

今年度、社会福祉学科の安藤 幸ゼミは長野県諏訪地域をフィールドに、創価大学文学部社会福祉専修の西川ハンナ准教授のゼミ生や長野県長寿社会開発センター・シニア大学諏訪学部の学生(以下、シニア大生)とのインターゼミを通して、地域資源を可視化する取組を進めてきました。諏訪市社会福祉協議会や地域で活動する人々・団体の協力のもと「まちあるき」を続け、上諏訪の歴史や文化について学んできました。福祉を学ぶ学生であり、誰しもがどこかの地域住民であるという視点を大切に、諏訪地域における地域資源についての理解を深めてきました。「外もの」であるわたしたちにとっての新しい発見は、地域住民にとっては地域の魅力を再発見・再認識する機会となります。このような相互交流が生み出す「気づき」は、地域の活性化において不可欠です。

これらの成果をまとめ、このたび「上諏訪今昔六」が完成したことを記念し、2024年12月20日(金)には諏訪市長 金子ゆかり氏を表敬訪問し、六を進呈しました。翌21日(土)には、諏訪市駅前交流テラスすわっチャオにて、一般に向けた披露会と無料配布を行いました。新聞やケーブルニュースで広く取り上げられたこともあり、多くの市民が来場し、懐かしい思い出に浸りながら昔と今、そしてこれからの諏訪について語り合うことになりました。


「上諏訪今昔六」完成披露会の様子

今後「上諏訪今昔六」は、諏訪市の全小学校に配布されることが決定しています。また、地域で活動する団体では、この六を活用し、歩いて学べるまちあるきが企画されています。

安藤ゼミでは、「外もの」である県外の大学生が地域の活動に関わる意義や、地域活性化のあり方、地域に暮らす人々の地域愛着について、今後も引き続き検討していきます。

なお、「上諏訪今昔六」を希望される方には、お渡しすることができます。数に限りがありますので、ご了承ください。

【謝辞】

本事業は、令和5〜6年度社会福祉法人黎明会福祉開発援助事業助成金の一部を活用して実施しました。また、スタディツアーの学びをいつも支えてくださっている諏訪地域の皆さま、長野県長寿社会開発センター・シニア大学諏訪学部の皆さまにお礼を申し上げます。

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