
学生 自分の置かれた環境をフル活用する姿勢から得られた学び
今回ご紹介するのは、関西学院大学のマルチプル・ディグリー(MD)制度という最短4年間で2つの学部を卒業(2つの学位を取得)することができる制度を利用して、国際学部から社会学部へ編入された社会学部4年生の稗田絢音さんのインタビューです。
MD制度を利用するまでの経緯や、実際に利用することでどのように学びが深まったのかをお伺いしました。
マルチプル・ディグリー(MD)制度とは?
最短4年間で2つの学部を卒業(2つの学位を取得)することができる制度。
関西学院大学公式ホームページで詳しくご紹介しております。ぜひ、以下よりご覧ください。
副専攻プログラム(学部を出て、他分野を学ぶ)|関西学院大学
はじめに、自己紹介をお願いします。
社会学部4年生の稗田 絢音です。
社会学部では、フィールド文化学の西村先生のゼミに所属していて、ポップカルチャーのマイノリティー表象を研究したいと考えています。
サークルは国連外交サークルに所属していて、国際問題について話し合ったり、議論したりしています。
高校生の頃、関西学院大学の国際学部を進学先として選んだのはなぜですか?
大学受験で進路選ぶ時には、社会学や国際系の学びに興味があり、グローバルに強い大学を探していました。
第一志望は国公立大学だったのですが、関西学院大学はグローバルな学びに強いし、英語の勉強もしっかりできると思って併願校に選びました。実際に国際学部では英語の授業が3年生まで週4回あって、英語メインの授業も多くてしっかり学べました。
国際学部では留学にも挑戦しアメリカでのインターンも経験しました。日本でイメージしていた働き方の違いに驚きましたし、ホームステイ先の家族とは、自分の意見も伝えたうえで意思疎通をしなければいけないと強く感じました。その経験のおかげで行動力や積極性も身についたと思います。
そうだったんですね、そんな稗田さんがMD制度を使って社会学部でも学びたいと思った理由を教えてください。
MD制度については入学式で配られた書類を見て知ったのですが、他の人がやっていない珍しいことができたら面白いだろうなと思って挑戦することにしました。
社会学部を選んだのは、高校生の時から興味を持っていたという理由が大きいです。昔から人が好きで、人について学ぶことが面白そうと思っていたのと、初めは幅広く学べる点も魅力に感じていたので、社会学部への編入を決めました。
MD制度を活用する中で、大変なことはありましたか?
1番大変だったのは、3年生の秋学期ですね。それまでは社会学部の授業を多めに履修していたのですが、国際学部の早期卒業に必要な単位を取り切る必要がありました。そこにゼミの論文、学期末には2学部分のレポート課題、さらに就職活動のエントリーシートや面接の対応など、結構大変だな、と思った時期はありました。
ただ、これが終われば国際学部は無事に卒業できるし、就職活動も一旦落ち着くし、と気持ちを切り替えて取り組んでいました。家ではなかなか取り組めない時も、大学にこもって課題をこなしていました。
現在の西村ゼミでの研究やゼミ活動について教えてください。
西村ゼミではマイノリティとメディア文化の関係を考察していて、私は国際学部での学びを活かして北米地域のマイノリティのメディア表象について研究しています。例えば、映画や音楽におけるマイノリティの人たちの描かれ方、マイノリティの人たちの声の上げ方というところに興味を持っています。
国際学部でも北米地域についての研究はしていましたが、政治学や経済学がメインで、マイノリティついての観点で研究されている先生はあまりいなかったので、社会学部の西村ゼミで学べてよかったと思っています。
2つの学部の学びがあったからこそ、見えてきたことはありますか?
国際学部ではやはりグローバルな視点を持っている人が多いイメージですが、社会学部ではもっと本質の、ミクロなところを学べていると思っています。
国際学部はどちらかというとマクロな視点のイメージでしたが、社会学部では国や地域によらず人や集団の理論など、土台の部分から学べたと感じています。
社会学を学んだうえで海外経験を振り返って、新しい気づきがあれば教えてください。
ジェンダーやマイノリティについての学問や、コミュニケーションについても社会学部で学んできたのですが、そういったことに対する考え方は日本と海外で違いがあると感じています。
授業では先生の言葉でしか学ぶことはできませんが、国際学部で留学生と交流した時に感じた実感をリンクさせて考えることで授業での学びを実体験で応用できていると感じます。
2学部での学びで得られた経験を今後どのように活かしていきたいですか?
現在絶賛就活中なのですが、2つの学部で学んだことで、多角的、複眼的な思考ができるようになったと思います。また、MD制度を活用して他の学生よりも倍くらいの負担はあったと思うんですが、それをやり遂げたという自信も持てています。
計画力やMD制度の活用を決めた時の好奇心や知的好奇心など、それが全部強みになってるのかなと自分では思っています。
最後に、高校生の皆さんにメッセージをお願いします。
高校生の時の第一志望は国公立大学でしたが、今では本当に関西学院大学に入学してよかったと思っています。
関西学院大学に進学が決まったとき、すぐに切り替えて、今与えられた環境の中でフル活用できる方法を探そうと思いました。第一志望ではないからこそ今ある縁でできるものを最大限使おうという気持ちで入学して、たくさんのことを経験できたので、本当に後悔はないし、よかったなと思っています。
関西学院大学は、頑張る人とか何かをやりたい人に対して、サポートする体制がすごくあると思います。だからやりたいという気持ちがあれば何にでもなれるだろうし、もしやりたいことが決まってなかったとしても大学に入ったらいろんな人と出会えるし、いろんな文化を持った人たちと出会うことで自分のやりたいが決まると思います。
やりたい気持ちさえあればサポートを活かして何にでもなれる場所です!
記事担当者からのメッセージ
今回稗田さんにお話を伺い、パワフルにたくさんのことに挑戦されている姿が非常に印象的でした。
「今与えられた環境をフルに活用する」という信念をもって学生生活を送られているからこそ、多くの出会いや学びを得られているのだと思います。
現在就職活動中とのことですが、そんな稗田さんのパワフルさ、前向きさ、そして2学部の学びの経験を糧にご活躍されることを、心から楽しみにしております!