2022.12.19.
SPring-8活用プログラムで世界最高峰の施設を学部1年生らが体験。

理学部が開講するKSC分野横断プログラムのオリジナル科目「SPring-8活用プログラム」で、11月19日と12月10日に学生たちが大型放射光施設SPring-8を訪問し、実験ステーションBL03XUにて実験を行いました(写真は12月10日の実習)。

SPring-8の実験ステーションは従来、理系学部の学部4年生や理工学研究科の大学院生が指導教員と共に研究活動に利用していましたが、本科目では神戸三田キャンパスのどの学部でも、1年生から同施設を体験することができます。
今年度は開講2年目。2つのクラスで合計22名(うち1年生は9名)が履修しました。

事前学習に取り組んだうえでSPring-8を訪問した学生は、現地での研修を受けて先端放射光分析を体験。溶液からの結晶成長をX線で観察する実験では、指導教員も初めて見る構造変化が現れる等、たいへん貴重な機会となりました。


履修者は今回取得したデータをKSCに持ち帰り、データ解析を行うことで放射光利用研究で必要な知識と技能を網羅した内容を習得します。