2017.06.09.
総合政策学部生が代表を務めるフェアトレード推進のため活動しているサークルについて
須原千晴さん(総合政策学部3年生)は、フェアトレードの推進活動をするサークル「Fair Trade“ FROM”」の代表として活動しています。
5月26日(金)から7月まで、神戸三田キャンパスの大学生協で、フェアトレード商品の販売を開始します。今回、販売する商品は「people tree」のチョコレートやドライマンゴー、「ヴィタモント」のミックスジュース、「ココウェル」のリップクリームなど7品で、200円から600円で設定しています。
須原さんは、中学生の頃から貧しい生活をする人たちの手助けを海外でしたいと考え始め、そうしたボランティアに参加できるチャンスの多い関西学院大学に進学しました。しかし、大学に入って何かボランティアを始めようと考えると、どうしても「手助けをしてあげる」という上からの目線で自分が考えていることに気づき、違和感を持ちました。そんな時にフェアトレードについて知る機会があり、発展途上国の人と対等な気持ちで自立に貢献できるフェアトレードといいう形で“FROM”で活動することを決めました。
フェアトレードに関係するイベントに参加して他団体との交流の中で学びを深めたり、より多くの人に活動を知ってもらうための講演会や、高校への出張授業もしています。
昨年の出張授業では、代表を務め、どうすれば高校生に理解してもらえるのかを考えながら準備を進めました。複雑な仕組みを分かりやすく伝えるために、チョコレートなどの身近な商品を例に出して説明し、生産者と原料や商品を買いたたく中間業者を演じる寸劇をしたり、高校生にも参加してもらうワークショップを行ったりと工夫を凝らしました。