2024.03.25.
実哲也教授のゼミが米国・ワシントンにてフィールドワークを実施しました

 9月4日~9月8日まで実哲也ゼミが米国・ワシントンを訪問しました。目的は、現地の政策ウォッチャーと会い、米国大統領選や米国の外交政策のほか、人工中絶問題など米国内で論争になっている課題について意見交換やヒアリングを行うことでした。具体的には、元商社や日米協会の方々、住友商事ワシントン事務所長、日本経済新聞ワシントン支局長、記者に会い、意見交換を行いました。
 活動の成果として、主に3つあげられます。一つは、ゼミの学生がグループ研究の対象にしている銃規制問題、中絶の権利を巡る論争について専門家から新しい視点や事実を学ぶことができた点がまずあげられます。とくに中絶の権利擁護の立場から政府や議員へのアドバイスや調査をしている、いわば当事者のGUTTMACHER INSTITUTEの職員3人から話を聞くことができたことは有意義だったといえます。
  二つめは来年大統領選を迎える米国の政治状況について現地の人たちの見方を知り、意見交換をすることができたことです。社会の分断が民主、共和両党の政治家や支持者間の溝を深め、互いが対決姿勢を強めていることを実感することができました。
 三つめはワシントンで活躍する日本のビジネスマンやジャーナリストの経験を直接聞く機会を持つことができたことがあげられます。海外での仕事のやりがいや大変さについて貴重な話を聞くことにより、将来国際的な舞台で仕事をしたいと考えるゼミ生にとって大きな刺激になったと思われます。このほか、ホワイトハウスや米国議会議事堂の訪問も、現場の空気を肌で感じる貴重な機会となりました。これらの経験と思い出とともに、現地を後にしました。