2024.12.11.
久保慶明ゼミが鹿児島県与論島でフィールドワークを実施しました。

久保慶明教授(都市政策学科)とゼミ生は、9月9~13日の期間、鹿児島県与論島でフィールドワークを実施しました。

今回のフィールドワークは、ゼミ生各自の研究テーマに関連し、サンゴ礁島嶼系のひとつである与論島を訪問し、環境保全や観光振興、教育政策を中心とした地域づくりについて情報を収集することを目的としています。

与論島の環境問題については与論町役場環境課、観光振興については与論町役場商工観光課と(一社)ヨロン島観光協会の方々にヒアリングを行い、島のゴミ処理の課題や観光客と環境問題との関係について学びました。また、環境保全活動を行っている一般社団法人E-YoronやNPO法人海の再生ネットワークよろんの方々からも、保全活動の経緯や島が抱える独自の環境問題についてお話を伺いました。

教育政策に関するヒアリングでは、学習塾 まなび島を訪れ、子どもたちや運営者へのヒアリングを通じて、大学のない与論島で暮らす子どもたちの進路指導の課題や、島の環境について学ぶ海洋教育の実施状況について学びました。

今回のフィールドワークを通して、ゼミ生らは環境問題、観光振興、教育施策など様々な島の状況について学ぶことができただけでなく、島に住む人々の優しさや自然の雄大さにも触れることができました。また、台風の接近により帰宅が危ぶまれる経験を通じて、自然災害が島に及ぼす影響を身をもって体験しました。

久保ゼミでは今後も与論島を訪れ、継続的にリサーチと学びを深めていく予定です。

サザンクロスセンターから見渡す与論島

与論町役場環境課へのヒアリング

与論島に漂着した海洋ゴミをリサイクルして作られた雑貨

まなび島でのヒアリング後に