2025.12.18[ニュース]
「今西・山田・津田研究室が合同でデジタル・ヒューマニティーズ的手法を用いたフィールド調査を実施」
今西研究室、山田研究室、津田研究室が10月31日〜11月3日に喜界島(鹿児島県)において合同フィールド調査を実施しました。
今回は、デジタル・ヒューマニティーズ/人文情報学(Digital Humanities, DH)の観点から、消滅危機言語である奄美語喜界島方言(喜界語)のデジタルアーカイブの構築を目的とした総合政策学部ならではの学際的調査を行いました。
言語学(今西研究室)、工学・情報科学(山田研究室)、映像・アート・文化政策(津田研究室)の分野から、総勢12名の学生が調査に参加しました。
今西研究室は、近年言語学や認知科学において注目を浴びているオノマトペに関する研究を基に、喜界語のオノマトペを記録するための調査票の作成と聞き取り調査を行いました。山田研究室は喜界語のデジタルアーカイブのシステム構築と喜界島でのドローン撮影、津田研究室は喜界語母語話者の発話映像の撮影を行いました。
各研究室の専門性を活かし、協働しながら調査を実施することができました。
今後は、調査で記録したデータ・映像をデジタルデータ化し、インターネットで世界に公開する予定です。
言語や文化の消滅という世界規模で進む問題に対して、本学部では複数分野からアプローチすることで、社会実装に向けた実践的な学び・研究を進めています。