総合政策学部
K.G.
2025.12.12[ニュース]

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の制作統括を務める藤並英樹氏による特別講義を開催しました

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12月11日(木)、総合政策学部は藤並英樹氏(日本放送協会コンテンツ制作局第3制作センター(ドラマ)チーフ・プロデューサー)を「放送メディア論」(担当:小西美穂特別客員教授)のゲスト講師としてお招きし、特別講義「大河ドラマ『べらぼう』~制作統括が語る!ドラマ制作の舞台裏~」を行いました。

藤並氏は2002年に関西学院大学文学部を卒業後、NHKに入局しドラマ制作一筋のキャリアを歩んでこられ、『べらぼう』は2025年の東京ドラマアワードを受賞しました。これまでに大河ドラマ『軍師官兵衛』『おんな城主 直虎』『麒麟がくる』、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』『ちむどんどん』など数多くの作品を手掛けています。

講義では『べらぼう』の制作背景として、18世紀後半という文化的に豊かな時代を描く意義や、セットや照明、特殊効果など舞台裏の工夫について紹介されました。また近年の現場で導入されている「インティマシー・コーディネーター」の役割にも触れられました。

学生との質疑応答では「NHKは視聴率に左右されず、今見ている人を大切にしながら若い世代へもつなげていくことが重要」「面白い作品づくりと同時にチームの一体感を重視している」と語られ、大河ドラマのような大規模制作をまとめる上での判断力や対話の重要性についても述べられました。