総合政策学部
K.G.
2025.10.27[ニュース]

作曲家・ピアニストの平原誠之氏による講演会が開催されました

Share
Facebook X LINE

2025年10月22日、神戸三田キャンパスにおいて、作曲家・ピアニスト 平原誠之氏による講演会「出逢いは運命を動かす 〜作曲家/ピアニスト 平原誠之 震災が運んできた音楽の道〜」が開催されました。

平原氏は8歳からピアノを学び、独学で演奏と作曲を身につけられました。阪神・淡路大震災での被災を契機として音楽の道へ進まれた歩みは、本学総合政策学部が開設された年と重なります。震災から30年という節目にご縁がつながり実現した本講演は、多くの学生にとって「人生の選択」「出逢い」「生きる意味」を考える深い時間となりました。

講演では、人生を変えた出逢いや決断の瞬間が、ピアノ演奏・朗読を交えて語られました。戦後80年の節目に取り組まれている平和へのメッセージが伝えられた場面では、会場にはすすり泣きも聞こえ、一人ひとりの胸に響く時間となりました。最後には、未来を切り開く学生たちへのエールとして、ピアソラの《リベルタンゴ》が力強く演奏され、会場は大きな拍手に包まれました。

参加学生の声(アンケートより)
<講演会で学び,掴んだこと>
学生たちは、自分の人生と真剣に向き合う視点を得たと語っています。
「何のために生まれて、何をして生きるのかを考えたいと思った」
「人との出逢いが人生を大きく動かすことに気づいた」
「過去の出来事を継承し、次の世代につなぐ責任を感じた」
「近道よりも、目の前のことに真摯に取り組む姿勢が大切だと学んだ」
「挫折があっても挑戦し続けたいと思った」

<日々の行動に活かしたい事,活かしたい点>
キーワードは「感謝・挑戦・継続」。
「目の前のことに集中し、今ある幸せに気づきたい」
「自分からチャレンジする姿勢を持ちたい」
「見返りを求めない優しさを実践したい」
「どんな状況でも自分を信じ、挑戦を続けたい」

<行動に活かすためにできること・やりたい事>
学生たちはすでに前向きな一歩を言葉にしています。
「夢や目標を明確にし、毎日努力を積み重ねたい」
「行動しない後悔より、行動する後悔を選びたい」
「感じたことを忘れず、周囲にも伝えていきたい」
「広い世界に飛び込み、多様な人と出会いたい」
「入学時の志をもう一度見つめ直し、具体的に行動したい」

参加した学生の多くが「勇気をもらった」「人生観が揺さぶられた」と回答しました。本講演は、音楽を通して“生き方を問う学び”を体感できる貴重な時間となりました。