景山 洋平 教授

現象学と近現代ドイツ哲学、存在と人間、近代日本哲学
「存在とはなにか」や「人間とはなにか」という存在論と人間論の問いについて、現象学と近現代ドイツ哲学を手がかりとしながら研究しています。一見すると極めて抽象的な問いですが、思考し行為するその都度の当事者(皆さん)にとって、かならず前提とされ受け止められるものなので身近で具体的なものです。
その際、「当事者」の視点から哲学する手がかりを与えるのが現象学であり、その視点に広がりと多様性を与えてくれるのがドイツの哲学です。人間存在の根底にある他者との関わりについて、西洋哲学に直面した近代日本哲学の言説を中心として、理論的・政治的・文化的な観点から考察しています。