マレーシア、マラヤ大学での建築学国際プログラムを実施しました!

8月17日(日)~8月31日(日)の2週間、マレーシア、クアラルンプールのマラヤ大学で、建築学国際プログラムを実施しました。
マラヤ大学は1905年に設立されたマレーシアの最高学府で、アジアでもトップランクの大学の一つです。本プログラムでは、実践的な英語の学びを得るとともに、アジアとヨーロッパの文化が融合した多様な建築と都市を体験し、その奥深さを学ぶことを目的としています。
今年で4回目となるプログラムには9名の学生(1回生5名、2回生2名、3回生1名、4回生1名)が参加しました。学生たちは、午前中はリーディング、ライティング、スピーキング、グラマーの英語4スキルを学ぶクラスを受講し、午後には現地の建築、都市文化を学ぶフィールドスタディに参加しました。また、週末には世界遺産都市マラッカへの1泊2日のスタディツアーも実施されました。
フィールドスタディでは、クアラルンプールの都市形成を支えたブリックフィールド地区、コロニアル建築群、チャイナ・タウン、華人やインド系移民の宗教建築、マレー人居住区(カンポン)と伝統的なマレーハウス、新都心KLCC地区、世界第2位の高さを誇る超高層建築ムルデカ118、新首都プトラジャヤなどを訪れ、マレーシアの多様な建築、都市の姿と、それらが形成された背景や文化、建築デザインに込められた意味などを学びました。また、世界遺産都市マラッカでは、ヨーロッパ(ポルトガル、オランダ、イギリス)とアジア(中国、インド、マレー)の文化が重層、融合する、他では見られない建築、都市の姿に触れるとともに、かつての華人のショップハウスを改修したホテルに宿泊するという貴重な体験もしました。さらにマレーシア政府国家遺産局、クアラルンプール市建築物管理局を訪問し、歴史的建造物、伝統的住居などの保存、再生手法に関するレクチャーと再生事例の見学も行い、アジアにおける建築保存再生に関する専門的な学びも得ることができました。最終日には現地で学んだ建築、都市について英語でのプレゼンテーションを行い、プログラムを締めくくりました。
期間中は現地のバディ学生とともに滞在する中で、英語のコミュニケーション力が一層高まり、フルタイムの交流によって異文化理解も深まり、大変充実した2週間となりました。プログラムには山根教授も同行し、次年度以降もプログラムを継続、発展させていくことを確認しました。







