宗教総部(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

宗教総部

 宗教総部の創立は、関西学院創立直後に組織された基督教青年会の活動にさかのぼる。
大学としての活動は、学生YMCA、同YWCAの全国組織あるいは世界学生キリスト教運動(SCM)に呼応して、両者を包括する公称をSCA(Student Christian Association)と改め、聖書やキリスト教思想の研究活動をも重視する学内において、学生会の一翼を担う宗教総部を1952年に構成したことに始まる。
翌53年、宗教活動委員会の協力によりSCA主催の第1回夏期学校が開かれ、以後大学紛争直前の68年まで毎年実施された。

 1957年以降、宗教総部は宗教活動委員会から独立する方向をとり、大学紛争時まではその傘下にキャンプリーダーの会、長島ワーク・キャンプ・グループ、キリスト者反戦連合、献血運動実行委員会などが加わっていた。
68年に大学紛争で活動を停止し、69年にはSCAを廃し、奉仕部、千刈リーダーズクラブ、聖書研究会を下部組織とする宗教総部となり、70年以降各部が活動を始め、現在に至っている。

 もう一つの重要な活動に、ハンセン病への取り組みがある。
岡山県の長島にある国立療養所邑久光明園患者自治会と関わり、1960年から約20年間ワークキャンプを行い、81年には20周年を記念して『長島への道』を発行した。

 現在、学院のスクール・モットーである“Mastery for Service”を学生の立場から実践することを目的とし、千刈リーダーズクラブ(千刈キャンプでのキャンプリーダー活動)、献血実行委員会(学内外での献血推進活動)の二つのパートに分かれて活動し、クラブ全体でも長島の活動として元ハンセン病療養所である邑久光明園を訪れ、光明園家族教会の方々との交流を続けている。

【参照】II 321-322