片山正直(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2017年3月10日 更新 ]
関西学院事典

片山正直

かたやままさなお

1903.12.20~1994.7.26

片山正直

片山正直

文学部長。
愛媛県東宇和町に生まれる。
1928年3月、京都帝国大学文学部哲学科を卒業後、同大学院で西洋哲学宗教思想史を研究、44年に著書『宗教の真理』(1941)により文学博士の学位を受けた。
41年4月、関西大学法文学部教授(哲学)から関西学院大学法文学部教授(哲学)に就任。
戦時下の学徒出陣により全学部で十数名になっていた学生を親しく指導し、宗教運動の講師も引き受けた。
48年4月、新制大学文学部の発足とともに教授に就任、72年3月に定年退職するまでの30年間、哲学科の中心となってキリスト教に根ざした宗教哲学を講じるとともに、52年度から54年度には京都帝国大学教授を戦後公職追放されていた高坂正顕(実存哲学)を教授として招くなど、哲学科の充実と発展を図った。
58年4月から62年3月まで文学部長を務める。

神学部との関係も深く、専門部時代の神学部で哲学、倫理学、系統神学の講義を担当。
新制大学の文学部神学科でも講義を受け持ち、1952年4月に復興した神学部では兼担教授として宗教哲学を担当した。
著書に『倫理学』(1942)などがある。

【参照】Ⅰ 507,587;Ⅱ 111,122,713【文献】『関西学院大学文学部60年史』1994