張源祥(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

張源祥

ちょうげんしょう

1899.6.19~1974.4.11

張源祥

張源祥

文学部教授。
神戸に生まれる。
1924年3月に京都帝国大学経済学部卒業後、同文学部哲学科に入学して美学を、さらに大学院で音楽美学を専攻した。
33年から関西学院大学予科教授、44年、法文学部講師、48年、新制大学文学部教授。
文学部哲学科では張教授の指導のもとに学生が美学を副専攻として卒業することを認めていたため、49年以来文学部非常勤講師を務めていた源豊宗(日本美術史)を教授に招き、52年4月、美学科を発足した。

 音楽美学という言葉がまだ耳新しかった第2次世界大戦前後の時代に、張は音楽と音楽美の本質を哲学的美学的思索を通して体系的に究明する音楽美学研究の基礎をこの美学科に築き、音楽学会(現、日本音楽学会)理事・関西支部長を長く務めて音楽学会、東洋音楽学会の育ての親として活躍。
また音楽の演奏家、愛好家、研究家の交流と共感の場を創る目的で、1963年、西宮市上甲東園に関西音楽学研究所(現、関西学院張記念館)を設立した。
63年、西宮市民文化賞、67年、兵庫県教育功労者表彰、68年、兵庫県文化賞受賞。
68~74年、大阪音楽大学教授。

 著書に、『音楽論』(1951)、『音楽論2』(1961)、『楽に寄す』(私家版1981)、『音楽の美と本質』(1981)がある。

【参照】Ⅰ 484;Ⅱ 111,113【文献】『関西学院文学部60年史』1994