ハミル館(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

ハミル館

ハミル館

ハミル館

 関西学院に現存する校舎の中で最古の建築物。
当初原田の森キャンパスに建てられたが、上ケ原移転に伴って現在の外国人住宅8号館北斜面下に移築された。
1913年4月の学院理事会において、日本メソヂスト教会日曜学校局から、アメリカ・南メソヂスト監督教会日曜学校事業に多大な貢献のあったH.M.ハミルの特別献金によって学院構内に日曜学校教師養成所を設立するよう要請があり、その後教会当局と学院との間で建設および日曜学校教師養成所運営についての合意がなされ、18年10月に建築、開設された。

 W.M.ヴォーリズの設計により十字形平面の四方の隅部に八角形の塔状部を伏した独特のデザインで、木造2階建てモルタル壁外壁、赤面スレート葺き屋根で他の原田の森キャンパスの校舎に比して質素なものであり、献金者にちなんで「ハミル館」と命名された。
ただしこの建物は高等学部文科の仮校舎として利用されることもあった。

 1929年の上ケ原移転後は関西学院教会付属仁川幼稚園園舎などとしても利用されたが、やがて学院に管理と運営がゆだねられ、その後長く文学部心理学科の研究室として用いられてきた。
98年に神・文学部準講義専用棟であるF号館が完成したことにより心理学研究室は転出し、ハミル館の新しい利用の可能性が模索された。
2003年4月、ハミル館は改修され、総合心理学科の心理学研究室として再開した。

【参照】Ⅰ 404-407