イビー,C.S.(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

イビー,C.S.

Eby,Charles Samuel

1845.11.4~1925.12.20

イビー,C.S.

イビー,C.S.

カナダ・メソヂスト教会宣教師。
カナダ・オンタリオ州ゴタリッチに生まれる。
ヴィクトリア大学在学中にドイツのハレ大学にも学び、1871年、卒業し牧師の資格をとる。
76年、同僚G.M.ミーチャムとともに来日。
翌年、日本メソヂスト教会の教職試補になったばかりの平岩愃保に勧められて山梨県巨摩郡睦合村南部で一夏英学を教えたのが機縁で甲府に招かれ、78年、甲府メソヂスト講義所を開設、後年の山梨県全県への伝道の土台を築いた。
81年、東京に戻る。
84年、東京・横浜宣教師会議において「日本の直接的キリスト教化―展望・計画・成果」という講演を行い、日本における宣教戦略の重要な一環として、キリスト教関係の文化活動を行うためのホール、キリスト教主義の総合大学などの構想を提示した。
イビーのキリスト教主義の総合大学(Christian University)の構想を含むヴィジョンは、当時財政的には無理なものであったが、後にカナダ・メソヂスト教会が関西学院における南メソヂスト監督教会との共同経営に参画していく理念の中に、この構想が色濃く反映されている。
91年、東京帝国大学のある本郷に中央会堂を建築。
また雑誌『クリサンセマム』を刊行し、優秀な青年を教化しようとした。
94年病気で帰国、バンクーバーで伝道に従事、また短期間だが独文新聞の編集に従事した。

【参照】Ⅰ 227【文献】『甲府教会百年史』1979