粟野頼之祐(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

粟野頼之祐

あわのらいのすけ

1896.11.3~1970.8.23

粟野頼之祐

粟野頼之祐

文学部教授。
兵庫県川辺郡六瀬村出身。
青山学院高等部卒業後、アメリカ・オハイオ州ウエスレアン大学でB.A.、コロンビア大学大学院史学科でM.A.を取得。
その後1939年までハーバード大学にて碑文およびパピルス文書などの史料にもとづく古代ヘレニズム史の研究を継続し、一時期ボストン美術館東洋部にも勤務。
帰国後神戸女学院を経て、51年4月の文学部史学科開設に伴って文学部教授に就任、定年の67年まで、その充実・発展のために尽力する。
50年に『出土史料によるギリシャ史の研究』を刊行、51年これにより学士院賞を受賞。

 1950年より関西学院が千刈地区に校地を求めようとした際、それを積極的に推進し、現在の千刈キャンプ、旧農村センター、千刈カンツリー倶楽部敷地などの取得のために努力した。
また郷土史への造詣を深め、『北摂における木喰上人』(1967)なども著している。
没後その蔵書は関西学院大学図書館に粟野文庫として納められ、ヘレニズム研究における基本資料となっている。
ヘレニズム時代に関する多数の論文を著すほか、『図説世界文化史体系』(1960)などにも執筆している。

【参照】Ⅱ 278【文献】『人文論究』17(4)1967