青島キャンプ(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

青島キャンプ

青島

青島

 青島は岡山県瀬戸内市牛窓町の沖にある面積3万余坪の小島である。
中学部は、毎年夏に2年生全員を2班に分けてここでキャンプを行い、2011年にはキャンプ場を開設して50周年の節目を迎えた。

 新制中学部の初代部長矢内正一は、新制中学部の出発に際して、イギリスのパブリックスクールにその範を求め、先輩が後輩を鍛え育てていく教育を目指した。
また勤労を通してともに汗を流すことが人間関係や徳性を学ぶために有効であるとの考えのもと、全寮制の学校ができないかと考えたが、その実現は不可能と判断し、キャンプの中に全寮制の長所を取り入れようと工夫した。
それがいわゆる「ビッグブラザーズシステム」である。
先輩がリーダーとなってキャンプで寝食をともにする経験を通して、中学生をたくましく、そしてやさしく育てていこうと計画したのである。
しかし、最適なキャンプ場が見つからず、紀伊南部を皮切りに播磨嬉野や丹後、瀬戸内海の島などを転々とする状態であった。
そんな中で同窓の岡義太郎の仲介により青島が紹介された。

 この島で中学部の夏のキャンプが行われるようになったのは1961年からで、牛窓町から借り受ける形でスタートした。
その後、この島を購入する話が関西学院に持ち込まれ、当時の中学部PTAの協力のもと、62年12月に青島は関西学院所有の島となった。
当初は牛窓にある寺に宿泊して、昼間にキャンプ場作りのワークに出かけたが、次第に青島で宿泊できるようになり、現在はキャンプ期間中のすべてを青島で過ごしている。
その間、キャンプの日数も2泊3日から3泊4日となり、そして2012年までは5泊6日の日程で行ってきた。
中学部は12年から男女共学となったが、女子生徒も男子生徒と同様に2年生時にこの青島キャンプに参加し、現在は2年生全体を3班に分け、4泊5日の日程でキャンプを行っている。

 2年生時に全員参加する青島キャンプ以外に、1988年からは2、3年生の希望者による2週間程度の海洋冒険キャンプも実施してきた。
2006年からは形を変え、啓明学院と合同で中学3年生以上の希望者(高校生も参加可能)による1週間程度の海洋冒険キャンプを行っている。

【参照】Ⅱ 300