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あたたかな まなざしを「サッカーワールドカップ」(2018年7月)


サッカーワールドカップ

 現在開催されているサッカーワールドカップ ロシア大会。大会前の予想以上に、日本代表は頑張っていますね。この家庭通信が出るころには、決勝トーナメントに進んでいるか否か、結果も分かっているでしょう。

 サッカーは作戦があり、戦術もあります。しかし、いざ試合となると、相手がいることですので状況が変化します。状況が変化する中で、選手は試合中に自分で「判断」をし、変化に対応しています。
 幼稚園の園庭で遊んでいる子どもたちも、変化する自然の中で遊んでいます。「雨が降った次の日は、トランポリンがよく跳ねるよ」「アンズは食べたけど、スモモはカラスに食べられたね」「森の方は風が吹いて涼しいね」・・・変化する状況に応じて、自分でいろいろと「考えて」遊んでいます。

 セネガル戦での日本の得点シーンは、選手同士イメージを共有してうまれたゴールです。また、プレーが止まった時には、選手同士で話をして、考えを共有していました。思いを「共に」するから得点が入り、喜びを分かち合えたのだと思います。
 ヨモギ、レモンバームなどの葉を使って色水を作ったり、ヤマグワ、アンズ、スモモ、ヤマモモなどの実をつぶしたりしてままごとで遊んでいる子どもたちも、友だちとイメージを共有して遊んでいます。
 池の近くの高低差を使い、樋、ホースを使って水を流す遊びは、友だちとイメージを共有し、上から下まで流れた時にはとても喜ぶ姿が見られます。思いを「共に」にできるから、友だちとの遊びが楽しいものとなり、喜びを感じることができるのです。

 子どもは、幼稚園で友だちと遊ぶなかで、自分と他者との違いを知っていきます。時にぶつかりあい、けんかや様々な葛藤を通して、考え、悩み、時間はかかりますが理解し合い、『共に生きる』ことを学んでいきます。互いを認め合い、力を合わせることの楽しさ、喜びを味わうまでの『プロセス』を大切にしていきます。

 サッカーと園庭での遊びではフィールドが違いますが、頭や心の中の動きは同じだなと、ワールドカップのサッカーを観戦しながら思うのでした。


(アウトドア派園長:あかぎ としゆき)