園長から「植物だより」(2014年12月)

せいわようちえん・植物だより

~ヒイラギ~

 クリスマスの植物というと赤い実のなるヒイラギが有名です。あのクリスマスのヒイラギ(ホーリー)は、セイヨウヒイラギ(モチノキ科モチノキ属)で、日本のヒイラギ(モクセイ科モクセイ属)とは別物です。

 セイヨウヒイラギは、10cmほどの大きな緑葉の周りに鋭い棘があり、白い小花が美しく、実は愛らしい赤い実が生ることでクリスマスカラー(緑・白・赤)を持ち合わせた植物としてその代表格になっています。セイヨウヒイラギの葉の棘は、キリストが十字架につけられた時の茨を表し、赤い実はその時に流したキリストの血。また、この常葉の葉は、永遠の命の象徴とされ、白い花はキリストの生誕・清さ・高貴さを表しています。

 一方、ヒイラギは、5cmほどの葉っぱにセイヨウヒイラギと同様に白い小花(キンモクセイのようないい香りです)が咲きます。実は、黒紫色でセイヨウヒイラギに比べると地味な感じですがかわいい実が生ります。ヒイラギは、節分に魔除けとして玄関などに飾られます。尖った葉の棘が邪悪なものを寄せ付けないということで、縁起植物の代表でもあります。

 今、セイヨウヒイラギは赤い実を付け、ヒイラギは白い花を咲かせています。どちらも一般にヒイラギと呼ばれていますがその違いを簡単に解説いたしました。
ぜひ、お子さんとこの冬、二種類のヒイラギを探してみてください。
 

(植物大好き園長:いずはら だい)