日本貿易振興機構(JETRO)との連携
(2025年度の活動)
※いずれも肩書は講演時のものです
<講演会>「グローバル人材ってなんだ?卒業生が語るジェトロでの挑戦」(産業研究所×ジェトロ大阪本部)報告
2025年12月15日(月)、日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪との共催により、本学国際学部卒業生で、現在ジェトロ静岡貿易情報センターでご活躍されている劉 美暎(ユ ミヨン)氏を講師にお迎えし、講演会「グローバル人材ってなんだ?卒業生が語るジェトロでの挑戦」を開催しました。
本講演会では、まず日本企業の海外売上比率の推移や、人口減少・低成長といった国内課題を背景に、なぜ今「グローバル人材」が求められているのかをデータを用いて解説。その後、ジェトロでの業務内容や海外展開支援の現場で直面する課題について、具体的な事例を交えながら紹介がありました。続いてジェトロ大阪本部ビジネス情報課長である蒲原 朗子氏との対談では、地域と世界をつなぐ組織で働く意義ややりがい、今後のキャリアビジョンについて多角的な議論が展開されました。
劉氏からは、自身の留学経験や就職活動を振り返りながら、学生時代の学びが現在の仕事にどう結びついているのか、国際ビジネスの現場で求められる力や「グローバル人材」としてのキャリア形成に必要な資質などについて、リアルな体験談を語っていただきました。「グローバルとは場所ではなく姿勢であり、どこにいても世界とつながり新しい価値を生み出そうとする姿勢が大切」「語学+専門性+異文化対応力+人脈=あなたの未来を切り拓く武器になる」「自分の強みを見つけることは、世界で活躍するための第一歩。大学でしかできない経験を通して、自分の掛け算の強みを育てて欲しい」と後輩たちへの熱いメッセージが送られました。また、講演会後半では、後援の国際教育・協力センター、国連・外交統括センター、キャリアセンターから、国際ビジネスの世界で働くキャリアの実現を支援するプログラムが紹介されました。
アンケートでは「グローバルとは海外に行くことではなく、自分の強みや専門性を持ち、多様な価値観と向き合う姿勢だと学んだ」、「グローバルな働き方を自分自身の将来と結びつけて考えることができ、進路を考えるうえで大変有意義だった」といった声が多数寄せられるなど、本講演会が学生にとって視野を広げ、国際舞台で活躍するためのヒントを得る大きな刺激となる貴重な機会となりました。
<フィールドスタディ>「白鶴酒造訪問」(産業研究所×ジェトロ神戸)報告
2025年11月19日(水)、産業研究所とジェトロ神戸の共催により、白鶴酒造株式会社(神戸市東灘区)でフィールドスタディを実施しました。6学部・1研究科から13名の学生が参加し、日本酒業界における海外展開、ブランド戦略、そして伝統産業の革新について学びました。
資料館見学と企業プレゼンテーションでは、白鶴酒造の歴史、海外市場への挑戦やプロモーション事例、サステナビリティへの取り組みが紹介され、伝統と革新を融合させたグローバル戦略の実例に触れることができました。つづく社員との対話セッションでは、現場で直面する課題やキャリア形成について多様で活発な議論が展開され、企業理解とキャリア意識が一層深まりました。
参加者からは、
「日本酒業界の新しい挑戦や海外に向けた取り組みを直接学ぶことができ有意義だった」、「日本酒業界に対するイメージが“伝統的で変化が少ない”から“挑戦的で進化し続ける業界”という認識に変わった」、「日本酒の奥深さを知り、さらに好きになった」、「古い会社ほど変わらないのではなく変わることが大切だという言葉にとても納得した」、「異なる学部の学生からそれぞれ特色ある質問が聞けたことも興味深かった」など、学びと満足度の高さを示す感想が数多く寄せられ、学生にとってリアルなビジネス現場を体感し、自らの問いを通じて学びを深める貴重な機会となりました。
<講演会>「グローバル化とキャリア形成~グローバル社会のリアルからキャリアの見つけ方を考えよう~」(産研×ジェトロ大阪本部)
2025年6月9日(月)、日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部長の庄 秀輝氏を講師にお迎えし、講演会「グローバル化とキャリア形成~グローバル社会のリアルからキャリアの見つけ方を考えよう~」を開催しました。
最初に、マクロ的視点から見たグローバル社会における日本の経済的な位置づけについてご説明いただき、続いて、グローバル経済が大きく変化する中での国際ビジネスの主要課題と、それに対する日本企業の対応について、最新データを用いて解説いただきました。また、2030年万博開催国であるサウジアラビアについて、近年急速に進む政治・経済・社会改革や、超大型プロジェクトがダイナミックに展開されていることから、注目すべき国であるとのご紹介もありました。
庄氏からは、「今や私たちの生活そのものが世界との関係の中にある。多くの日本企業が地政学リスクを踏まえたビジネス展開を行う中で、すでにその半数で高度外国人材が活躍している。日本企業に就職したとしても、真のライバルはもはや日本人だけではない。グローバルな感覚を養い、多様な経験を持つことがこれからの強みとなる。学生のうちにぜひ日本を出て、リアルの世界を五感で感じ、挑戦することで、世界に通用するバランス感覚を身につけて欲しい」と、力強いメッセージをいただきました。