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K.G.H.Review

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41号(最新号)の抜粋です。

10年ぶりにUniversity School of Nashville来校 提携25周年

Nashville

 海外提携校の一つ、米国テネシー州ナッシュビルにあるユニバーシティースクール(University School of Nashville)が六月二日(日)から五日間、本校を訪れた。引率教師の二名のうち一人は、二十数年前に関学高等部で英語の教師として二年間教鞭を執っていたBetty Pearson White 先生であった。USNの高等部来校は十年ぶりという久しぶりの訪問であり、また両校交流二十五周年ということで受け入れ側としても期待と緊張があった。
 USNの生徒九名(男子三名、女子六名)それぞれが本校の生徒の家族のもとでホームステイを経験し、短期間ではあったが異文化体験を含めホストブラザーと密度の濃い時間を過ごすことができた。滞在中の三日には全校礼拝の時間に歓迎式典が催され、両校の交流二十五周年の記念の盾が交換された。さらにUSNの生徒達はホストブラザーと一緒に授業を受け、特別にUSNのために準備された書道の授業では想いを込めた漢字をそれぞれ選び、中田先生の指導のもと、筆で表現した。放課後には剣道部と柔道部の活動に参加し、関学高等部での学校生活を存分に味わってもらうことができた。USN側が計画していた奈良や京都の観光ツアーに同行するホストブラザーもおり、観光を通じて意思の疎通を図り、両校の生徒達の絆もさらに深まった。英語の必修選択の授業のプログラムの一環として毎年USNとのPackage Exchange Program を実施してきたが、今回の訪問を受けて改めてこのプログラムの必要性と意義を認識することができ、また継続していくことへの励みとなった。


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陸上部・2年 西端君世界ユースへ

 二年西端公志は昨年度、岐阜国体四×一〇〇mリレーのメンバーに選ばれ、兵庫新記録(当時)で第一位という栄冠に輝き、続く日本ユース大会にも出場を果たし、今年度は昨年以上に期待が寄せられていた。その期待を背負って、今シーズンは滑り出しよく、試合を重ねるたびに記録を更新し、県大会では一〇〇mは二mの向かい風の中、第三位。最も期待ができる二〇〇mでは、これも向かい風一.七mという条件の悪い中、二十一秒五二で堂々の第一位となり、関西学院高等部陸上競技部の部旗がユニバー記念競技場に掲げられた。
 この記録はその時点で今季高校生ランキングの第十二位で、六月十三日から奈良の鴻ノ池陸上競技場で行われる全国インターハイ近畿地区予選に、インターハイ出場権をかけて挑んだ。西端は実力的には間違いなく、今陸上界を賑わしている超高校級スプリンター桐生君と決勝で一〇〇m、二〇〇mとも走ることが予想されていた。
 まず一〇〇m予選一〇秒八五で予選通過。続く準決勝では一〇秒六五と自己ベスト記録を大きく塗り替え、決勝で桐生君との対決となった。決勝八人出場中六名が全国インターハイの切符を手にすることができるが、翌日の二〇〇mもあり、順位争いのレースとなるのは必然。ゴール数メートル前までは全国も確実かと思われたその時、足に違和感を覚え、一気にスピードが落ち何とかゴールをしたものの一〇秒九〇で八位に終わってしまった。
 翌日の二〇〇mは棄権。今年の全国は逃したが、近畿大会前日に世界ユース陸上競技選手権の選手に選考されており、七月四日から日本選手団に加わり、六日から十六日にわたってウクライナのドネツクで開催される大会に日本代表として出場する。

関関同立交流会

 三月二十七日に立命館高等学校にて関関同立交流会が行われました。この交流会は年に一、二度行われるもので、各学校の行事について情報交換をしたり、学校の抱える問題を他校に知ってもらうというものです。プログラムとしては学校紹介や文化祭などについての意見交換があり、そのための動画作成を行っている学校もあったのを見て、共学校の利点や生徒会活動の活発さに非常に刺激を受けました。
 我が校は関関同立の中で唯一の男子校ですが、女子生徒発案の生徒を惹きつけるためのアイデアは今後参考にしていきたいと思います。また役職の引き継ぎなども行われ、関関同立交流会を一番上に立って統括する総務の役職には私草野が就任いたしました。関学の生徒に不足しがちな学校間のヨコの繋がりを強化するその先がけになれるように今後も活動して参ります。次回の開催については未定ではありますが、各校が文化祭を迎える前に、文化祭についての意見交換が行えるように交流会を開催しようと考えています。(学友会本部 草野 壮)


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全国生徒会大会に参加して

 三月二九日・三十日に東京で行われた第一回全国生徒会大会に高等部の学友会を代表して、出席してきました。以前から学校間交流について興味があり、学校が善くなる方法について考え続けていた僕にとっては願ってもないチャンスでした。
 全国から生徒会運営に携わる百六十人ほどが一堂に会し、衆議院会館・葛飾区民館にて行われました。大会内では、各学校の問題点を議論し、それに対する解決策を考案しました。正直な感想としては、その解決策は短時間だったこともあり、満足のいくものにはなりませんでしたが、九州でも北海道の学校であっても生徒会役員の悩みは等しく同じなのだと実感しました。僕がこの大会を通じて収穫として持ち帰ったものは全国規模の繋がりだと思います。そしてその繋がりから様々なアイデアのヒントを貰っていますし、皆の活動が刺激となり、自分の歩みを支えています。
 そして今度は高等部への恩返しの番です。僕が受けた刺激を微力ながらも高等部の為に注いでいきます。今回の大会は全国規模ということもあり、開催は年一回ペースになるとは思いますが、「関西生徒会連盟」の集まりには高等部も参加する予定です。生徒会同士の情報交換を通して今後も高等部の自治活動の発展に取り組んでいきたいと思います。(学友会本部 本田龍之介)

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数理科学研究部

 数理科学部は、Canada Wide Virtual Science Fair で七年連続の1st prizeを獲得しました。この大会はカナダ全土から科学に強い学校のクラブが参加しており、高い評価を受けたことを喜んでいます。ジャッジのコメントはExcellent でした。次の目標は、昨年はUCLA(アメリカ)での準決勝で敗退したYau国際数学論文コンクールでの決勝進出です。 今年の数理科学部はアップルの運営するiTunes Uのサイトで動画配信を行っており、三種類の動画を配信しています。 一つは、東京理科大学の「授業の達人コンテスト」上位入賞した中田先生による授業で、わかりやすいという評価を受けており、数学部門で一位になったこともあり、朝日新聞で紹介されてから、ダウンロードが海外を含めてかなりの数になっています。
 もう一つは、お寿司を使った数学理論や、ナイトツアー問題で、数学部門では上位を占めています。 もう一つは、卒業生で、筋ジストロフィーで闘病生活を送っている玉置真人さんと横垣内佑樹さんが選んだ言葉を、University School of Nashvilleの生徒達が英語で説明し、中田先生が毛筆で描いていくシーンを動画にしたもので、『Beautiful Japanese Words』という題で、言語部門で少しずつ上昇中です。編集は現役の部員とOBが行っていますがiTunes U で動画配信を始めたのは、日本の高校では高等部が最初です。世界全体でも、一定の評価を得ながらコンテンツを増やし続けている数少ない高校です。




 

校外ホームルーム1年 鞆の浦「カッター・合唱」

 僕たち高等部一年生は六月十一日と十二日に校外HRとしてみろくの里へカッター体験や、合唱コンクール、鞆の浦散策をしに行きました。
 カッターでは、みんなの呼吸を合わせないとできないものだったので、練習の時も皆が声を掛け合ったり、励ましあったりする雰囲気はとても良いものでした。
 次の大きな行事は合唱コンクールでした。クラスが一丸となってこの日のために毎日放課後や昼休みなど熱心に練習してきました。なので、今回の合唱コンクールは最高のものとなりました。皆が真剣に歌い、とてもいい雰囲気でした。特に印象深かったのは学年全員で歌った「ウルトラソウル」と「この木なんの木」です。そんなに盛り上がらないだろうという予想をきっぱりと裏切って一人として大声で歌っていない人はいなかったと思います。
 二日目は、鞆の浦散策でした。「崖の上のポニョ」の舞台になっただけあって、自然に囲まれ、のどかな街並みでとても心が落ち着く場所でした。現地の人達もとても優しく、気軽に話しかけてくれたりもしました。お寺や有名な場所などを巡ったり、隠しスポットを探したり、写真コンテストなど、とても盛り上がる企画が沢山用意されており、楽しいかつ有意義な散策になったと思います。
 僕は今回の校外HRのおかげで変わったことは多くあります。みんなで真剣に一つのことに取り組めること、盛り上がるところとまじめにするとこの区別、友達をより大切にできる様になったことです。これからの高等部生活は、今回で深まった輪を大切にして、高等部一年生が一つとなって色々なことに全力で取り組めて、さすがKGボーイと言われる様な男子力の高い学年になっていけたらなと思います。( 校外HR 委員長・濱田)

校外ホームルーム2年 神鍋「ディベート ドッジボール」

 六月十二日早朝、生徒たちを乗せたバスは一路、神鍋高原に向けて出発した。小雨に見舞われての出立が嘘のように、到着後は青空が広がり、生徒たちは初夏のあたたかな空気の中、クラス写真に臨んだ。 昼食後、早速クラスに分かれて、ディベート大会を行った。お題は、「国内の米軍基地を国外に移転すべきである」だ。まずはクラス内でチームに分かれて対戦。緊張と興奮の入り混じった雰囲気の中、四回戦まで行い、ベストディベーターを選出した。選ばれたメンバーは、クラス対抗ディベートに出場することになる。
 夕食は、野外で美味しいバーベキューをいただいた。その後、屋内の広い部屋に入り、二クラスずつ対戦した。どのクラスも非常によく健闘していた。校外HR中に勝ち上がったチームは、E組、F組であった(優勝はF組)
 対戦の後、生徒たちは各々決められた部屋で休んだ。仲の良い者同士で過ごす夜は、格別だったようだ。消灯時間に寝ている者は数えるほどしかいなかった。
 翌朝、片付けを済ませた部屋の生徒から、但馬ドームに向かった。ドームは宿舎から目と鼻の先だ。教師の指示のもと、ドッジボール大会が行われ、最終的にE組が一位、C組が二位という結果になった。二組は勝利品として、ガリガリ君を手に入れ、とても満足そうだった。この二日間で、各々のクラスのチームワークは、より一層深まったようだ 。集団生活を通して培った「自律」の精神を、これからの学校生活にぜひ活かしていってほしい。



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茶道授業はじまる

高等部特別棟の和室において、本年度より、家庭科の授業に茶道を取り入れ、二年生に二回実施した。授業内容としては、一回目は、裏千家茶道教授による点前を見学後、生徒も手伝い点てた茶を「お先に」「お点前頂戴いたします」と作法に則って一服ずつ飲むというもの。二回目は、盆略点前を簡略したものをグループごとに客、亭主となり行った。生徒はよい緊張感を持って臨み、感想には、「お茶は点てる側と客双方が互いを思いやる空間だということがわかった」「お点前の奥深さを知りもっと学びたいと思った」「普段の生活の中でお茶を点ててみたいと思った」「お茶は心をリセットするのによいと思った」「昔から日本人が大切にしてきた気持ちに触れた気がした」など意義深いものとして受けいれていた。(家庭科教諭 谷三栄)

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留学報告

 二〇一一年四月から二〇一三年三月まで関西学院に認めていただいて、カナダに留学しました。トロント大学University of Toronto、オンタリオ教育研究所Ontario Institute for Studies in Education(OISE)のCurriculum Teaching and Learning(CTL), Second Language
Education Programで教育修士号、そしてカナダに来る留学生に英語を教えることのできる資格、TESOL Canadaを取得して帰国しました。
 カナダに出発する前から、北米の大学あるいは大学院の学びが厳しいことは想像していましたが、実際に初めて授業を受けた時の衝撃が今も忘れられません。正直なところ、大学院生活を継続できるかどうかすら、疑問を持ち続ける日々でした。それこそ、決して自分一人だけでなく、常に僕を助けようとしてくれる友人たちや教授たちがいなければ、大学院生活を終えることはできませんでした。
 同時に、北米の教育に一旦触れてしまったからこそ、日本の教育に対する姿勢に疑問がふつふつと生まれました。端的にいうと、明らかにその厳しさが異なることに対してです。大学での教育と高校でのそれは簡単に比較できない部分も多々あるのは理解していますが、それでもこの2年間がこれまで教師として生きてきた自分の姿勢を振り返る機会を与えてくれました。果たして自分は正しかったのか?と。 
 高等部には一部の人を除いて、受験勉強を行う必要がありません。その一貫教育で、いかなる学びが適切なのか?、すなわちどれほどの質と量で高等部生のみなさんが学ぶべきなのか?、そのような簡単に答えることのできない疑問をよく考えます。
 結局、その答えはカナダで見つけることができませんでした。しかしこれからもその答えを模索しながら、教師であり続けたいと思っています。その中で高等部に、カナダで得た経験、知識そして知恵を還元したいと思っています。そのためにも、時間と空間を大切にしながら、教師として日々の学びに今後も取り組みたいと思っています。
 僕が一生の財産をカナダで手に入れたように、みなさんも二度と味わうことのできない、かけがえのない高校生活を大切に過ごしてください。心から、そう祈っています。(英語科教諭 渡邉大太)

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