【災害支援・防災啓発】昼休みからはじまる災害ボランティア「ひるボラ」(①能登で活動した学生の声を聞く、②災害時、あなたならどうする?―防災クロスロード―)
能登での経験を聞き、災害時の判断を考える。昼休みから広がる学びと交流
2026年10月9日(金)・21日(水)、西宮上ケ原キャンパスにて、「ひるボラ(昼休みからはじまる災害ボランティア)」第3回・第4回を開催しました。
「ひるボラ」は、昼休みの40分間に、災害支援や防災について気軽に知り、人や活動と出会う企画です。ボランティア経験の有無にかかわらず、まずは話を聞いてみたいという学生も参加できる場を大切にしています。
今回は、能登で活動した学生による経験の紹介と、災害時の判断を考える「防災クロスロード」を実施しました。
第3回|能登で活動した学生の声を聞く
10月9日(金)は、災害ボランティアサークルrel@y(リレイ)の久田心結さん(社会学部2年)と梶原航さん(人間福祉学部1年)をゲストに迎えました。
rel@yは、本学が実施してきた能登半島地震現地ボランティアの参加者有志が、現地との関わりを継続したいという思いから結成した学生団体です。能登半島への継続的な訪問に加え、西宮市内での防災啓発活動などにも取り組んでいます。
当日は、能登半島での災害ボランティア活動について、現地で経験したことや感じたことを学生自身の言葉で紹介していただきました。
被災地の方々との交流や、さくら祭りなどの地域に密着したイベントへの参加、身近な地域での防災啓発活動など、災害支援にはさまざまな関わり方があることを知る機会となりました。
参加者からは、rel@yがどのような思いで活動しているのかを知ることができたという声や、地域に密着した活動に魅力を感じたという声が寄せられました。
第4回|災害時、あなたならどうする? ― 防災クロスロード ―
10月21日(水)は、NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)の寺本弘伸さんを講師に迎え、災害時の判断を考えるゲーム「クロスロード」を体験しました。
クロスロードは、災害時に起こり得る難しい判断について、YES・NOのどちらかを選び、その理由を参加者同士で共有するゲームです。
今回は、「地震が起きたとき、飼い犬を避難所に連れていくか」「能登半島地震の発災直後、ボランティアの受け入れが制限されている状況で支援に行くか」という二つの問いを取り上げました。
参加者からは、ペットを家族として守りたいという気持ちが語られる一方で、避難所で生活するほかの人への配慮や、受け入れ環境についての意見も出されました。
また、被災地へのボランティアについては、少しでも早く支援したいという思いと、現地の負担を増やさないよう慎重に判断する必要性など、さまざまな視点から意見が交わされました。
寺本さんからは、熊本地震や能登半島地震での支援経験を交えながら、災害時には限られた情報の中で判断する必要があることや、多数派だけでなく少数意見にも耳を傾ける大切さが伝えられました。
学生だけでなく教職員も参加し、立場や経験の異なる参加者が一緒に考える時間となりました。
「ちょっと気になる」から、次の一歩へ
第3回では活動した学生の経験を聞き、第4回では参加者自身が災害時の選択について考えました。
内容は異なりますが、どちらも災害支援や防災を身近に感じ、人との交流を通して新しい視点に出会う時間となりました。
今後も「ひるボラ」では、災害支援や防災に関心を持つきっかけをつくり、学生と地域の人々が出会い、つながる機会を広げていきます。
開催概要
企画名:ひるボラ(昼休みからはじまる災害ボランティア)
目的:人と出会い・つながることで、活動や団体への参加を考える機会をつくる
共催:西宮市社会福祉協議会、NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)、学生CO、災害ボランティアサークルrel@y、災害コミュニティつむぎ、117KOBEぼうさい委員会
① 第3回「能登で活動した学生の声を聞く―災害ボランティアを通して見たこと、感じたこと―」
日時:2026年10月9日(金)12:40~13:20
場所:西宮上ケ原キャンパス G号館112教室
参加者:16名(学生15名、教員1名)
② 第4回「災害時、あなたならどうする?―防災クロスロード―」
日時:2026年10月21日(水)12:40~13:20
場所:西宮上ケ原キャンパス G号館112教室
参加者:14名(学生11名、教職員3名)
参加者の声・当日の気づき
第3回
・「現地でどのような活動が行われているかについて、特に地域に密着したイベントへの参加(さくら祭りなど)が、非常に楽しそうだしやりがいがありそうだと思った。」
・「リレイの能登での活動について、ちゃんと聞いたことがなかったのでどんな思いでどんな活動をしているのか知れてよかったです!」
・「能登の震災の影響はまだ残っていることを知れました」
第4回(当日の意見交換をもとに要約)
・自分とは異なる意見にも、それぞれの立場や経験に基づいた理由があり、さまざまな考え方を知ることの大切さを感じました。
・多数派の意見が必ずしも正しいとは限らず、少数派の意見にも耳を傾けることで、自分だけでは気づかなかった視点を得られると学びました。
・災害時には一つの正解があるとは限らず、その場の状況や周囲の人への影響も考えながら判断することが大切だと感じました。