ボランティア活動支援センター
ヒューマン・サービス支援室
K.G.
2026.09.07[ニュース]

【講座・研修】2026年度 学生CO夏の研修合宿

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その出会いを、次の誰かへ。

2026年9月1日(火)~3日(木)の3日間、関西学院千刈キャンプにて、宿泊形式で学生コーディネーター(以下、学生CO)の夏合宿を開催しました。
西宮上ケ原・神戸三田キャンパスから学生CO32名が参加し、学生同士で関係を深めながら、これまでの経験や思いを語り合い、秋学期からの活動に向けて「次の一歩」を考えました。
今回のテーマは、「その出会いを、次の誰かへ。」
自分自身が活動に参加するだけでなく、そこで得た経験や出会いを誰かに伝え、人や活動をつなぎながら、「次は誰かを誘ってみよう」「この人に届けてみよう」と一歩動くことを目指しました。
3日間を、1日目「出会い」→2日目「つながり」→3日目「次の一歩」と位置づけ、さまざまなワークや交流を行いました。

1日目:出会い ― お互いを知り、安心して話せる関係へ

1日目は、これから3日間をともに過ごす学生同士の関係づくりからスタートしました。
アイスブレイク「共通点探し」では、グループになって共通点を探しながら、普段の生活やそれぞれの強み、これまで参加したボランティア、これから参加してみたい活動などについて話しました。
続いて、この3日間をどんな時間にしたいか、一人ひとりが意見を出し合い、参加者みんなで合宿の「グラウンドノーム」を決めました。
学生から出た意見をもとに、
①    積極的にお互いの名前を呼ぶ
②    食事の時間の会話を大切にする
③    笑顔で話し、仲を深める
④    主体的に話し、活気のある明るい雰囲気をつくる
⑤    安全に気をつける
の5つを、3日間みんなで大切にすることにしました。

その後は、春学期にそれぞれが経験したことを共有しながら、「もし、ボランティアに興味はあるけれど不安を感じている学生がいたら?」「もし、企画を進める中で人と意見が合わなかったら?」など、学生COとして出会うさまざまな場面について話し合いました。
学生からは、「まず何が不安なのかを聞く」「一緒に参加してみる」「自分の経験を伝える」「相手の意見を聞いて一緒に考える」など、相手の気持ちや背景を知りながら関わるためのさまざまなアイデアが出されました。
その他、学生が考案した共通点探しを通じてのアイスブレイクや、お互いの価値観を知られるレクリエーション、食事や自由時間も含め、所属キャンパスや学年を越えて交流する姿が見られました。

2日目:つながり ― 経験や思いを聴き、「やってみたい」を形にする

2日目は、自分や仲間のこれまでの経験を知るワーク「エピソードの落とし物」から始まりました。一人ひとりが、これまでのボランティアや学生CO活動の中で印象に残っている一場面にタイトルと一行エピソードをつけて紹介。他の学生は、その短い言葉を手がかりに、「どんな出来事だった?」「どうしてそれが印象に残っている?」と問いかけながら、その経験の背景にある思いやSTORYを聴き合いました。「どんな活動に参加したことがあるか」だけでは分からなかった仲間の経験や思いを知り、お互いをもう一歩深く知る時間となりました。

午後は、川島 惠美 ヒューマン・サービス支援室副室長による企画づくりのワークを実施しました。まず、一人ひとりが「こんなことをやってみたい」を考え、それぞれのアイデアを持ち寄ってグループをつくりました。
その後、ブレインストーミングで「ユメ」を広げ、5W2Hを使って具体化し、最後にはグループごとに一枚の企画書を作成しました。

学生からは、
・地域の人とスポーツ感覚で楽しむごみ拾い
・他大学の学生と一緒に取り組む清掃活動
・地域や企業と交流しながら環境について考える企画
・地域での子どもの居場所づくり
・さまざまなボランティアの魅力を届ける冊子づくり
・学生CO1年生同士がボランティアを通して交流する企画
など、学生COの中だけにとどまらず、地域や他大学、企業、一般学生など、さまざまな人とのつながりが見えるアイデアが生まれました。仲間とアイデアを出し合い、やってみたいという思いを、目的や対象、具体的な方法を考えながら企画へと形にしていく過程を経験しました。
夜はカレー炊爨や焚火、花火を通じて交流を深めました。自ら率先して相手のことを知ろうと何気ない会話の中で質問をしあったり、普段の生活の話をしたりと一段階深くコミュニケーションを取り合っていた姿が印象的でした。

3日目:次の一歩 ― 理想から、今できることを考える

最終日は、2日間で生まれた出会いや気づき、アイデアを、秋学期からの日常の学生CO活動へつなげていきました。
まず、「理想」と「現在地」を捉え、その間にあるギャップから、「今できる小さな一歩」を考えるアクションプランの考え方を学びました。その後、普段学生COがヒューマン・サービス支援室で行っている「ルーティン活動(シフト制で支援室に待機し、窓口コーディネーションを行う)」について、キャンパスごとに話し合いました。

西宮上ケ原キャンパスでは、夏休みに参加したボランティアの経験を共有して普段のコーディネーションに生かすことや、期限を過ぎたボランティア情報を整理すること、秋学期の途中でルーティンのシフトを組み替えることなど、日常の活動をよりよくするための具体的なアクションが考えられました。
神戸三田キャンパスでは、お互いの活動の見える化をはかるために、1冊のノートを通じて活動状況を共有しあい、ルーティン時間に確認しコメントをしあうという具体的なアクションが考えられました。

続いて、部署・実行委員ごとに、春学期からの活動の現在地と理想を確認し、秋学期に向けたアクションプランを作成しました。たとえば、「まず自分たちが地域について知るために、社会福祉協議会の職員に話を聞きに行く」「KG-VNET加入団体について学び、団体との交流や普段のコーディネーションにつなげる」など、それぞれのチームの現在地に応じた具体的な一歩が発表されました。

最後には、一人ひとりも「秋学期、自分は何をするか」を付箋に書き、全員で共有しました。
名前を積極的に呼ぶ、会議で積極的に意見を出す、ボランティア情報を自分から調べる、後輩をサポートするなど、それぞれが考えた「次の一歩」は、自分の名札の裏に入れて持ち帰りました。

合宿は、3日間で終わらない

今回の合宿で大切にしたのは、3日間の中ですべてを完成させることではありません。
誰かと話して初めて知ったこと。仲間の経験や思いを聴いて気づいたこと。一緒に考える中で生まれた「やってみたい」。そして、自分が次にやってみようと決めたこと。
それぞれが持ち帰ったものを日常の学生CO活動の中で実践し、また新しい誰かとの出会いへとつないでいくことで、今回の合宿はこの先も続いていきます。

「その出会いを、次の誰かへ。」
ヒューマン・サービス支援室では、これからも学生CO一人ひとりの思いや主体性を大切にしながら、ともに考え、学生とボランティア、地域・社会との出会いをつないでいきます。

開催概要

日  程:2026年9月1日(火)~3日(木)
場  所:関西学院千刈キャンプ
参加人数:学生CO 32名(1年生15名、2年生10名、3年生4名、4年生3名)
テ ー マ:その出会いを、次の誰かへ。
目  的:学生CO同士の出会いやこれまでの経験を、次の人や活動へとつなぎ、「参加する」から「誘う・届ける」へ一歩進むこと。
内  容:
【1日目テーマ】
出会い ― お互いを知り、安心して話せる関係へ ―
・アイスブレイク(共通点探し)
・グラウンドノームづくり
・春学期の活動共有、「もしも~だったら?」ワーク
・レクリエーション(ito)、学生交流
【2日目テーマ】
つながり ― 経験や思いを聴き、「やってみたい」を形に ―
・STORYワーク「エピソードの落とし物」
・企画づくりレクチャー(ブレインストーミング、5W2Hによる企画の具体化 等)
・企画書作成、発表
・レクリエーション(シンクロ・マエストロ)
・カレー炊爨、焚火、花火
【3日目テーマ】
次の一歩 ― 合宿で生まれたものを、秋学期の日常へ ―
・アクションプランレクチャー
・ルーティン活動のアクションプラン検討、共有
・部署・実行委員のアクションプラン検討、共有
・個人アクションプラン検討、共有
・グラウンドノームの振り返り