【実施報告】第9回能登半島地震現地ボランティア(2/20~22)
現地での活動内容
本活動は、石川県七尾市中島地区にある仮設住宅および新町会館(自治会集会所)、中島地区コミュニティセンター豊川分館を会場として実施しました。
1日目は、七尾市中島町第1仮設団地および新町地域を訪問し、翌日に開催する交流イベントの案内チラシを配布するため、戸別訪問を行いました。
訪問先では、「関西学院大学の交流イベントを楽しみにしている」といった声をいただいたほか、日々の暮らしの様子や地域に飛来する鳥の話など、さまざまなお話を伺うことができ、温かく迎えていただきました。
一方で、すでに仮設住宅を退去されている世帯もあり、復興の進展とともに地域の状況が変化していることも実感しました。
また、中島小学校の学童を訪問し、サッカーや鬼ごっこ、ブランコ遊びなどを通して、子どもたちと体を動かしながら交流を深めました。
被災地の子どもたちに楽しい時間を届けたいという思いで参加しましたが、実際には、子どもたちの元気な姿や笑顔に、私たち自身が多くの元気をもらう機会となりました。
夜には1日目の振り返りを行い、当日の活動内容を確認するとともに活動において大切にしたい心がけについて、参加者同士で共有しました。
特に、「翌日来てくださる方々に楽しんでもらえるようにしたい」「目の前の一人ひとりと丁寧に向き合うことを大切にしたい」といった声が多く挙がり、活動への意識を改めて確認する時間となりました。
2日目は、「中島町第一仮設団地 集会所」にて交流イベントを実施しました。
午前中は、キーホルダー作りやカレンダー作りのワークショップを行い、制作活動を通して、地域の方々と自然に会話を交わすことができました。
参加者の中からは、「久しぶりにものづくりをする機会になった」「また毛糸を買いに行きたくなった」といった前向きな声も聞かれ、交流を通じて新たな意欲が生まれる様子が印象的でした。
午後は、ボッチャや玉入れなどのレクリエーションを実施しました。
世代や障害の有無に関わらず、誰もが楽しめるスポーツを通じて体を動かすことができ、参加者の皆さんとともに大いに盛り上がる時間となりました。一緒に体を動かしながら和やかに会話を楽しむことができ、参加者の皆さんが真剣にゲームに取り組まれる姿が印象に残りました。
仮設住宅近くの集会所(新町会館)では、福知山公立大学の学生の皆さんによる餅つきイベントが開催されており、私たちも活動に参加させていただきました。
つきたての餅を囲みながら交流する中で、会話も自然と弾み、現地の方々が笑顔で楽しまれている様子が見られました。好きな食べ物の話題など、日常のたわいない会話でも盛り上がり、終始温かな雰囲気の中で交流を深めることができました。
夜の振り返り会では、「芸能人による支援と関西学院大学による支援の違いは何か」という問いをテーマに、参加者同士で意見交換を行いました。
この問いを通じて、自分たちだからこそできる関わり方や、活動する際に大切にしたい姿勢について、それぞれが改めて考える機会となりました。
最終日は、中島地区コミュニティセンター豊川分館にて「三世代交流会」を開催し、地域の方々とさまざまなイベントを通して交流しました。
昼食時には餅つき大会を行い、つきたての餅やおしるこを参加者全員で共にいただきました。
交流会の中では小学1年生および中学1年生の進級を祝う会も実施され、地域全体で子どもたちの成長を温かく見守り、喜び合う姿が見られたことが印象的でした。
その後、震災の振り返り会を実施し、現地住民の方々から震災当時の状況や復興の歩み、そして豊川地域の魅力についてお話を伺いました。振り返りの中では、ボランティア活動に対する温かいメッセージも多く寄せていただき、特に「ありがとう。おかげさまで、という言葉で生きています」という言葉が印象に残りました。
人と人が関わることで生まれる関係性や言葉の力の大切さを改めて実感するとともに、今後の活動を考える上で大きな励みとなる時間でした。
活動概要
日程:2026年2月20日(金)~22日(日)
場所:石川県七尾市
中島地区第1団地(仮設住宅)
新町会館(自治会の集会所)
中島地区コミュニティーセンター豊川分館
宿泊先:国立能登青少年交流の家
参加者数:学生19名(応募者数26名)
内容:仮設住宅への戸別訪問
新町会館(集会所)での交流イベント:など
豊川地域の方々との交流会「三世代交流会」
目的:①阪神・淡路大震災の被災地である本学の学生が現地に行くことで、現地に元気と希望を届け、不安 になっている被災者の立ち直りに力を与える。
②何かしたいという学生の思いを行動につなげる機会とする。
また、災害支援の知識・理解を深める とともに、現場でしか感じられない住民の方々の状況を知り、他の学生に波及する自主的な活動へ の第1歩とする。
③交流を通じて地域住民の復興に向けての活動に関わることで継続的支援をおこなう。それを通じて、学生たちにとって学びの新たな機会を広げる。