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K.G.
2025.12.11[ニュース]

【実施報告】「オールキッズフェスタひょうご」開催協力

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境界のない二日間のフェスタ

2025年12月6日・7日の二日間、西宮市総合福祉センターにて、主催:兵庫県肢体不自由児者父母の会連合会、NFB (西宮市肢体不自由児者父母の会)、協力:西宮市社会福祉協議会、学生コーディネーター(以下、学生CO)で「オールキッズフェスタ」を開催しました。

会場では、車いすテニス選手とのラリー体験や電動車いすの試乗、正月飾りのしめ縄づくり、VR体験、みんなで作るアートなど、さまざまな企画が行われました。
子どもも大人もそれぞれのペースで自由に楽しめる、心地よい空間が広がっていました。

学生COは事前の準備にも携わり、「ボランティアweek」企画と連動して参加者とともにバルーンアートを景品として制作したほか、花紙で作ったクリスマスツリーを掲示しました。当日はフォトスポットとして多くの方にご利用いただきました。

当日は、学生コーディネーターとボランティア参加者で、会場の設営、ボウリング・輪投げ・千本引きの運営、そして片付けを担当しました。
ボランティアの中には障害のある方もいましたが、得意なことを活かして積極的に活動に取り組まれていました。その姿から、「活動に障害の有無は関係ない」ということを強く実感しました。

地域の皆さまの明るい笑顔とエネルギーに、むしろ私たちのほうが励まされた二日間でした。
(学生コーディネーター 地域連携部 森本 莉奈)

開催概要

日時:2025年12月6日(土)9:00~16:00、12月7日(日) 9:00~15:30 
場所:西宮市総合福祉センター
参加者数:延べ合計17名(1日目:学生CO5名、一般学生3名 /2日目:学生CO6名、一般学生3名)
内容:会場の案内やブース対応など、イベント運営
目的:
・オールキッズフェスタ開催の目的
「オールキッズフェスタ」は、子どもたちがさまざまな体験を通して「やってみたい」という気持ちを広げることを目的としたイベントです。テクノロジー、アート、スポーツ、防災など、多様なプログラムに触れることで、新しい興味や発見と出会える場として開催されています。また、子どもだけでなく、保護者や地域の大人たちも一緒に楽しみ、世代をこえて交流できる時間をつくることも大切にされています。幅広い体験を通じて、子どもたちの好奇心と可能性を応援することが、このイベントの大きな目的です。

・COが協力する目的
学生COがオールキッズフェスタに協力する目的は、西宮市社会福祉協議会や地域団体の方々とつながりをつくり、地域との協働関係を深めることです。イベントを通して地域の方々や団体の方と直接関わることで、学生自身の学びを広げ、今後の活動に生かすことを目指しています。

主催:兵庫県肢体不自由児者父母の会連合会、NFB (西宮市肢体不自由児者父母の会)
協力:西宮市社会福祉協議会、学生コーディネーター
参加者の感想:
・今回のオールキッズフェスタに参加する前は、初めて関わる環境でもあり、どのような雰囲気のイベントなのか想像できず少し不安がありました。しかし、当日は障がいのある子もない子も、さまざまな子どもたちが一緒になってボウリングや千本引き、わなげを楽しむ姿を見ることができ、とても温かい気持ちになりました。実際に子どもたちと関わる中で、「理解がないからこそ不安になる」という自分の気づきもありましたが、今回の参加を通して、すべてを理解できたわけではなくても「いろいろな人が一緒に楽しめる場がある」ということを実感できたのは大きな収穫でした。
また、出店していた他の地域団体の方とも交流することができ、それぞれがどのような活動をしているのか知れたのも良い経験になりました。これまで地域連携という言葉が自分の中で少し抽象的だったのですが、市社協の職員さんや地域の方と実際に話し、つながりが生まれていく過程を体験することで、「こうした出会いから新しい活動が広がっていくことなのだ」と具体的にイメージできるようになりました。今回の参加を通して、たくさんの学びや発見があり、本当に参加して良かったと感じています。(学生CO2年 橋本 真奈華)

・わなげコーナーを担当し、投げることが難しい参加者への対応に苦戦しつつも工夫の大切さを実感しました。普段、障害のある方と関わる機会が少ないため、直接やり取りできたことはとても貴重で、多様なニーズへの理解を深める良い経験になりました。また、車椅子テニスや電動車椅子の試乗にも参加し、視点の違いを体験でき、多様な参加者の立場への理解が深まりました。(学生CO2年 愛洲 蓮)