在学生が語る「総政での学び」西田 海

[ 編集者:総合政策学部・総合政策研究科      2017年9月14日   更新  ]

西田 海 (KAI NISHIDA)

国際政策学科 3年 神奈川・大和高校出身

(インタビュー内容は2016年11月取材当時のものです)

国内外の活動に参加。人のために働く意味を考える。

西田

 私が所属する村田俊一ゼミでは、ゼミ生個人がさまざまなフィールドワークに参加し、その内容をゼミで報告するという形で国際協力や地方創生への考察を進めています。私自身もフィリピンでの住宅建設活動、東北での古民家再生および震災復興支援、熊本地震ボランティアなどに参加しました。フィリピンではその家に住む人とともに建築作業を体験。単に住居を支援団体が作るケースよりも、住む人自身が建設に参加したケースの方が、その建築費用の返済が滞りなくされることを知りました。
 また、貧困から脱する方法の一つに教育の充実があります。アフリカの教育の現状を知りたくてタンザニアの幼児教育支援に参加、子どもたちに英語や歌を教える活動をしました。アフリカの中でもタンザニアは比較的教育水準が高い国とされています。日本で生まれ育った私から見れば充実した施設とは言えなかったので、世界にはもっと教育環境に恵まれない子どもたちが数多くいるという事実を再認識しました。このほか震災支援では「誰かのために何かしたい」という志を持った人と数多く出会い、「本気で人のために働く」ことについて考える機会になりました。これらのフィールドワークで得た体験をゼミでの研究に生かし、国際協力に関する理解を深めたいと考えています。

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