キャリアサポート

[ 編集者:大学院 司法研究科       2017年3月9日   更新  ]

『キャリア・就業支援プログラム』

本学では、修了生および在学生の多様な進路選択・キャリア形成に向けて総合人材サービス会社「オムロンパーソネル(株)」と提携し、2017年4月から『キャリア・就業支援プログラム』に取り組んでいます。

1.キャリア・就業支援カウンセリング(在学生・修了生)

専任カウンセラーが週1日学内に常駐し、希望者に対して個別でキャリア・就業支援のカウンセリングを行います。修了生は、司法試験合格後の法曹としてのキャリアはもちろん、自治体や企業法務部門等、様々な進路におけるキャリア形成の相談が可能です。また、在学生も相談可能なので、在学中の早い時期から長期的ビジョンで自己のキャリア形成を考える良い機会になります。

2.実践型インターンシップ・企業交流会(修了生)

オムロンパーソネル(株)と提携し、企業を対象としたインターンシップを実施します。実施の前には事前研修も行います。また、企業との交流会を実施し法務担当者から直接お話を聞ける機会を設けます。

3.キャリアガイダンス(在学生・修了生)

本学OB・OGによるガイダンスに加え、オムロンパーソネル(株)主催によるキャリア形成のためのガイダンスも実施します。主なガイダンスの内容は以下のとおりです。

 ○過去の訴訟について、携わられた弁護士や原告の方々をお招きしての講演会
 ○本学OB・OGで法律事務所所属の弁護士による講演
 ○本学OB・OGで公務員(裁判所事務官含む)、企業法務部門への就職者による講演
 ○高度専門職としてのキャリア形成ガイダンス
 ○司法試験合格者向けの就職活動・キャリア形成について

4.「公務員部会」と「企業法務部会」(修了生)

本学では、教員とOB・OGによる「公務員部会」及び「企業法務部会」という同窓組織が結成されています。こちらではさまざまな交流会や勉強会を実施しており、修了生向けのガイダンスの実施や様々な就職相談に応じるとともに、同窓生間の人脈を作るための非常に良い場にもなっています。

キャリア・就業支援プログラム

OB・OGも後輩の就職活動を支援してくれています。

ロースクールで学び就職活動をした経験を活かし、関西学院大学ロースクール同窓会を中心に、後輩の就職活動を支援するための体制の拡充に努めています。

就職活動体験談

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司法試験に合格してから、あるいはその前から法律事務所の就職活動というのは始まります。
私も含め、周りの人たちもとても就職活動には苦労をしていました。
就職活動の内容は、事務所説明会やサマークラーク、一般公募などがあります。
また、ロースクールの先生や弁護修習先の先生の紹介で就職が決まる人も多数います。
私は、司法試験を5月に受けてから司法修習が始まるまでの間、法律事務所のサマークラークに応募し、1,2週間ほど弁護士の職務を体験するという活動をしました。
また、ロースクールの先生の事務所で、事務局と弁護士の仕事を内容とするアルバイトもさせていただきました。
これらの体験を通して、自分のやりたい業務や入所したい事務所の規模などを見つけることができたことは、とても就職活動に生きたと思います。
また、今振り返ってみると、就職活動ではやはり「慣れ」が非常に大事ですので、早めに就職活動を始めて、面接などの数をこなすべきだと思います。
履歴書の書き方や面接のコツなどはロースクールの先輩方に相談しました。
実際に就職活動を乗り越えてきた先輩たちの生の声というのは非常に役に立つものばかりでした。
そうして晴れて、私は一般公募により、三宮法律事務所という事務所に就職することができました。
弁護士になってからの仕事は大変ですが、とてもやりがいのあるものばかりで日々充実しています。
仕事をしていて、ロースクールで学んだことが実務の基本となっていることを実感しているとともに、ロースクールの先生方には本当に感謝しています。

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私は2009年3月に未修者コースを修了し、2012年4月から裁判所で働かせてもらっています。
本学について思うことは三点あります。
第一に、どの講義でも、妥当な結論に至るまでの道筋を丁寧に組み立てることが求められるため、論理的思考力が向上します。実際、この力は裁判所の法律試験はもちろん、理数系科目や小論文でもそのまま通用しました。
なお、裁判所書記官になるには事務官として採用後、研修所への入所試験に合格し一定期間研修を受ける必要がありますが、この入所試験でも論理的思考力が活かされたと思います。
第二に、本学は少人数制をとっているため、発言の機会が沢山あります。
この機会を活用すれば、質問者の意図を把握したり自己表現したりする力も向上します。こういった理解力や表現力は、面接試験の受け答えだけでなく、就職後の窓口対応や組織内での意思疎通の場面でも役立っています。
第三に、本学には多数の先輩裁判所職員がいます。私も採用試験や職場の雰囲気等について多くの助言をもらうことができたため、多くの不安が吹き飛びました。
このように本学はとても恵まれた環境にあります。能動的に取り組めば、本学での学びはそのまま裁判所職員採用試験の対策、さらには裁判所書記官としてのベースにもなるのではないかと思います。

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私は、卒業後に現在の会社の法務部の方と知り合う機会があり、企業法務に興味があるのでアルバイトをさせて下さいとお願いして法務に入りました。最初は契約審査などのお手伝いでしたが、その内に国際商事仲裁案件に大きく関わることとなり、現在は社員として引続き職務に就かせていただいています。
法務の仕事は、法科大学院で学んだこと、身につけたリーガルマインドがあれば未知の世界ではありません。
私の場合は契約審査・交渉、規程管理、懲戒案件や社内外トラブル・紛争への対応、コンプライアンス推進など比較的広い範囲を担当していますが、企業法務の授業等、実務家教員の先生方による幅広い授業を受けていた分、実務に入りやすかったと思います。
また法務は、法的な意見やアドバイスを求められることもありますし、ときには社外弁護士を補助して情報収集や書面作成を行い、また自ら和解交渉等に参加することもありますので、法情報調査や法文書作成のクラス、ローヤリングで学んだことはその点で非常に役に立っています。
法務の仕事は会社の継続的な企業活動のために、リーガル面だけでなくビジネス面においても広い視野をもって活動することが要求される非常にやりがいのある仕事です。
資格の有無に関わらず、法科大学院卒のスペシャリストとして是非企業法務に挑戦していただきたいと思います。