2018.04.19.
ミニ講座を開講しました

開会の挨拶をする 森本センター副長

開会の挨拶をする 森本センター副長

去る4月17日(火)本学上ケ原キャンパスG号館「323」教室において、
本学学生・教職員を対象に、ミニ講座を開講しました。
5限目にあたる16時50分スタートと遅い時間にも関わらず、
20名近い学生が集まってくれました。

第一部は大阪府立中央聴覚支援学校教諭の中島武史先生による講義『聴覚特別支援学校について知ろう』でした。

中島武史先生による講義スタート!

中島武史先生による講義スタート!

現場で実際に従事されている方のお話だけに、学生は興味津々の様子でした。
そして冒頭で「今『特別支援学校』という呼び方に変わりましたが、ろうの子供たちはこの『特別支援』という言葉をすごく嫌います。特別に支援される必要はない、と子供たちは自負しているからです」というエピソードから、ぐっと内容に引き込まれていったのではないでしょうか。
講義では大きく分けて、「聴覚特別支援学校の現状」「ろう教育 昔と今」「手話ということば」「もしも赴任が決まったら」の4つのトピックスの順にお話をいただきました。

講義では大きく分けて、「聴覚特別支援学校の現状」「ろう教育 昔と今」「手話ということば」「もしも赴任が決まったら」の4つのトピックスの順にお話をいただきました。
子ども達の顔が相互に見えるように席を半円形(馬蹄形)に並べて座るということや、チャイムの音の代わりにパトライトで始業時間や終業時間を知らせるという、ろう学校ならではの視覚重視の環境について「なるほど~」の声が上がった反面、
自分の発生する声を聞くことができない制約があり、発音訓練や読話法(先生の口の形を読み取ること)で授業を受けることが大きな負担になり、生徒の理解度や授業の進度に影響を与えている事実を目の当たりにすることができました。
実際に、「聞こえない」状況で授業を受ける模擬体験の時間がありました。視覚的フィードバックがない状態ではいかに授業理解に困難をきたすのか、学生の理解はさらに深まったようでした。

学生のみなさん、熱心に耳を傾けています

学生のみなさん、熱心に耳を傾けています

聴覚特別支援学校への赴任はある日突然やってくるかもしれません。もしそうなった時にどのような心構えを持ち、ろう児とどう関わっていくことが大切なのか。
常日頃ろう児と接している中島先生のお話は、現場の生の声を聴くことができた貴重な講義でした。

第一部のアンケート結果から、学生が書いてくれた感想を一部紹介します。
・ろう学校のしくみや、補聴器の誤解なども知ることができて良かった
・まちがった考えをしていた所もあったので、改めて知れてよかった
・実際にろう学校で働く方の話が聞けて、チャイムの話など、授業で学んだこと以外のことも知れてよかった

馬場先生による手話講座スタート!

馬場先生による手話講座スタート!

続く第二部は、本学人間福祉学部非常勤講師の馬場博史先生による「日本手話体験講座」でした。
日本手話に初めて触れる学生から、昨年度で日本手話を履修したという学生まで様々でしたが、音のない、視覚言語である手話の世界に50分間どっぷり浸かることができました。
講座では、数字・名前・色・学部・クラブなど、学生にとって身近な手話が紹介されましたが、自分の名前を手話で表すことができた感激は大きかったようです。最後は学生同士手話で自己紹介ができるようになっていました。

大いに盛り上がりました!

大いに盛り上がりました!

第二部のアンケート結果から、学生が書いてくれた感想を一部紹介します。
・初めてでも楽しく手話でコミュニケーションをとることができて嬉しかった
・1年前よりスラスラできて良かった
・前よりも少しは手話が読み取れたので、少し上達したように思えた

手話という言語に対して、またろう教育に対して、高い関心を持っている学生が多いということを改めて実感したイベントとなりました。
遅くまで残って質問してくださった学生もいました。参加いただいた学生のみなさん、ありがとうございました。​
是非秋学期に第2弾を開催しようと思っていますので、今回参加した学生も、できなかった学生も是非ともお楽しみに!