学長紹介
[ 編集者:関西学院大学 2020年4月1日 更新 ]
学長 村田治(むらた・おさむ)
村田治 学長
生年月日 | 1955年5月24日生まれ |
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出身地 | 東京都 |
学歴 | 1980 年 3月 関西学院大学経済学部卒業 1982 年 3月 関西学院大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了 1985 年 3月 関西学院大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得退学 |
学位 | 経済学博士 |
職歴 | 1989年関西学院大学経済学部助教授を経て、1996年教授。 2002年教務部長、2009年経済学部長、2012年高等教育推進センター長を務め、 2014年より関西学院大学学長・学校法人関西学院副理事長 2017年より中央教育審議会委員。 |
学会 | 日本経済学会、景気循環学会、生活経済学会 |
専攻 | 理論経済学 |
著書 | 『公債と財政赤字のマクロ理論』(有斐閣 1996年) 『現代日本の景気循環』(日本評論社 2012年) |
その他 | あしなが育英会副会長(2005年~)、日本私立大学連盟副会長(2016年~)、大学基準協会副会長(2019年~) |
村田 治 学長メッセージ
第4代院長C.J.Lベーツは、建学の精神を“Mastery for Service”(奉仕のための練達)というスクール・モットーとして提唱しました。そして“Mastery for Service”の言葉に続けて、“We do not desire to be weaklings. We aim to be strong, to be masters.” と説き、自己を修養するために強くあれ。自分の利益のためにだけではなく、世界人類のために、自分を鍛え強くあれと訴えました。
それでは、大学時代に、どのように自己を修養していけばよいのでしょうか。
ひとつは、何が問題であるのかということを意識することです。ある事柄が問題を孕んでいるかどうかを見極めるには自分の中の物差し、言い換えれば、世界観が必要です。大学での学びは、自分自身の世界観を構築するための準備であると位置づけられます。
大学での学びでもう一つ重要なことは、卒業してからも学び続ける基礎を養うことです。世界の動きはめまぐるしく、大学で学んだ知識はすぐに陳腐化します。新しい知識と情報を絶えず身につけていくことが必要であり、そのためには、専門分野の研究対象を科学的に調べ一定の結論を導く思考法(科学的思考法)を体得しておくことが極めて重要となります。
この世界観や科学的思考法を身につけるためには、粘り強い学習とたゆまぬ訓練が必要です。持続的な学習と訓練には、大きな努力と忍耐を伴います。粘り強い学習と訓練をとおして自己を修養し、“Mastery for Service”を体現する世界市民に成長していってほしいと願います。