[ 国連・外交統括センター ] インターンシップ参加報告
舘 憲佑（UNWTOアジア太平洋センター/駐日事務所）
舘 憲佑（タチ ケンスケ）
総合政策研究科 総合政策専攻 修士1年（国連・外交コース履修）
関西学院大学 総合政策学部卒業
実習機関：UNWTOアジア太平洋センター/駐日事務所(奈良県奈良市)
実習期間：2020.12.7～2021.3.10
Kensuke TACHI
1st year of Graduate School of Policy Studies
B.A. (School of Policy Studies, Kwansei Gakuin University)
Internship institution: UNWTO Regional Support Office for Asia and the Pacific(Nara, Japan)
Internship duration: 2020.12.7～2021.3.10
●Details of your internship / インターンシップの内容
翻訳業務に関するサポート
・日本国内の旅行者に向けたパンフレット作成
・UNWTOのWebサイトのコンテンツ(ステイトメント、統計等)の和訳
・セミナーや国際会議の議事録の和訳
・国際シンポジウムにおける配布資料作成
● What you learned from the internship program / インターンシップでの学び
翻訳業務が主な仕事ですが、様々な利害関係者に読まれるため、一言一句に細心の注意を払う必要がありました。当初、上司に何度も修正をいただくことになり、結果を出すことが出来ませんでした。 しかしその中で、自分自身の地道な作業が苦手だという弱みに気づき、それが「努力よりも結果を過大に重視している」からであると考えました。そこから毎日のように、地道に努力した自分自身を評価する習慣を付けることを意識しました。すると、モチベーションを保ち続け、少しずつ機関に貢献できるようになり、UNWTO出版物の翻訳も任せていただきました。 この経験から、地道な努力の重要性を学びました。目に見えた結果による評価にばかり依存していては、地道な作業は続かず、結果も出なくなります。結果は地道な努力の上で成り立つべきものだと強く実感しました
●The linkage between the internship program and UNFA Course contents / 国連・外交コース授業での学びとインターンシップ
コース授業で与えられる課題に対して、英字資料から情報収集をしてきた経験から、インターンシップにおいても英字資料を用いて、翻訳業務に活かすことができました。特に翻訳業務においては、文書内で出てくる用語に関する情報を正確に、また詳細に理解する必要があります。そこで、日本語の資料よりも圧倒的に量が多い英字資料で用語を調べることで、正確で詳細に理解することが出来たのではないかと思います。
●Future career plan / 将来の目標、キャリアプラン
途上国の社会インフラ改革に挑戦し、対象国・地域におけるSDGsの目標9の達成に貢献したいです。これまでに、世界共通の社会課題について、フィールドワークに重点を置き、学びを深めてきました。特に観光分野での経験を通じて、途上国の基幹産業である観光業の持続可能な発展において、社会インフラの改革は絶対に欠かせない分野だと考えています。
●What you thought after the internship / インターンシップに参加しての感想
UNWTOへ「国連・外交コース」のインターンシップ生として初めて参加しましたが、UNWTOで多岐にわたり手厚くご指導いただき、また担当教員の先生方や事務室によるサポートもあり、無事インターンシップを修了することができました。自らが主体となって行動する意識があれば、新たな道は開けるのではないかと思います。
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大学院「国連・外交コース」は、国連・国際機関職員や外交官の養成に特化した大学院副専攻プログラムです。授業は全て英語、少人数・演習形式で行われ、海外の大学院レベルの学びを通じて、グローバル課題の解決に必要なコンピテンシーを身に付けます。また、授業料全額支給（初年度）、半額支給の奨学金も充実しています。
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