2019.02.25.
国連・外交コース教授 丹羽敏之先生の著書が出版されました(2/20)
本学SGU招聘客員教授で大学院副専攻国連・外交コースの授業を担当されている元国連児童基金(UNICEF)事務局次長・丹羽敏之先生が、国連勤務での体験を綴られた「生まれ変わっても国連 ― 国連36年の真実」(人間と歴史社)が出版されました。
本書では、 広島生まれの丹羽先生の生い立ちから、ご家族のこと、民間企業を経て国連に入職し、国連開発計画(UNDP)からキャリアをスタートし、国連事務局を経て、2007年に国連児童基金(UNICEF)事務局次長として退職するまでの、36年間にわたる開発人道及び組織経営活動への尽力の軌跡が著されています。
関西学院大学大学院国連・外交コースで教鞭を取られる丹羽先生は、熱意溢れる講義と柔和な人柄で、講義に参加した学生が、各々の志の実践を改めて強く触発される存在です。本書の文中でも、関西学院大学での授業に関するエピソードや国際人として活躍する日本の若者育成についての想いも記されています。
国際機関でのキャリアを目指す諸氏のみならず、全ての方への示唆に富む「人生の書」となる一冊として、皆さまにご紹介させていただきます。
「二度の世界大戦を経験して創設された「国際連合」に身を投じて36年、2007年5月にユニセフ(国連児童基金)を退職するまで、一度も国連から退こうとは思わなかった。それから10年余がすぎた今日でも、私は「生まれ変わっても国連で働きたい」との気持ちに一片の翳りもない。なぜなら政治・社会・経済すべてを見渡せる組織は世界広しといえど国連しかないからである。(著者あとがきより) 」