国連・外交統括センター
K.G.
2025.11.14[ニュース]

世界銀行キャリアセミナーを開催(11/11)

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1111日(火)、西宮上ケ原キャンパスにて、世界銀行グループ 上級人事担当官 ジェームス・デヴィッドソン氏、人事担当官 比嘉竜一郎氏をお迎えし、「世界銀行キャリアセミナー」を開催しました。本セミナーでは、世界銀行の活動概要やキャリア形成のポイント、インターンシップ制度について紹介され、国際開発に関心を持つ学生にとって貴重な学びの機会となりました。

デヴィッドソン氏からは、世界銀行の組織概要と採用プロセスについて説明がありました。世界銀行ではこれまでワシントンD.C.本部勤務の割合が多かったが今後はより現地の課題に即した対応をするため、途上国を含む世界各地での勤務の割合を増やす方針であることが述べられました。採用の過程では専門知識だけでなく国際的な活動経験や多様なバックグラウンドも重視されます。競争率は非常に高いものがありますが、複数回挑戦することが重要であると強調されました。

 続いて比嘉氏からは、世界銀行の採用職種等やキャリア形成について紹介がありました。大学院生向けのインターンシップは世界中から参加できることや、YPP(ヤング・プロフェッショナル・プログラム)は将来のリーダーを育成するプログラムであり、複数部署での業務体験やメンター制度によるサポートを通じて国際開発の現場を理解しながら成長できる環境が整っていることが述べられました。

 また、採用選考においては自身の専門と世界銀行の活動領域を照らし合わせること、LinkedInなどを活用して人的ネットワークを構築すること、応募書類や面接では自身の成果や強みを明確に伝えることが重要であると説明がありました。

Q&Aセッションでは学生から多くの質問が寄せられ、採用の流れや必要なスキル、現場での働き方などについて活発な意見交換が行われました。セミナーの最後には、世界銀行で働くことは国際社会の課題解決に貢献する大きなチャンスであり、地道な準備とネットワークづくりによってキャリアの扉は必ず開かれると締めくくられました。

開催後には、「世界銀行の活動や採用プロセスを知り、海外でのキャリア形成に役立つ実践的なアドバイスを得られた」「国際機関で働くイメージが具体的になった」といった感想が寄せられ、参加者にとって大きな学びの場となりました。