本校卒業生インターン授業講話「学びのアプローチ」

2020.11.22

インターンとして戻ってきている卒業生の菅千都(すがちさと)さん(現在 Leiden University, Political Science: International Relations and Organisations に在学中)が、11月5日(木)と11月12日(木)の本校高等部の授業にて、IBDPで学んだ授業の経験について「IBで学んだ経験から 歴史をどうとらえるか」と題して話をしていてくれました。高校生たちはまず、「なぜ歴史を学ぶの?」という彼女からのフォームでの問いに熱心に答え、その後の話に時には熱心にうなずきながら耳を傾けていました。

歴史だけではありませんが、論文を書くときなど一次資料や二次資料を用います。それぞれがどのような意味なのか、また資料のOPVL(情報源・目的・価値・限界)についても重要性について話をしてくれました。生徒たちもレポートを様々な授業で書きますのでうなずいていました。

 

【菅千都さんからのメッセージ】


歴史は暗記の科目だというイメージがありますが、多くの資料を読み、その資料の価値や限界を分析しながら理解を深めることの重要さについて話しました。このようなクリティカルシンキングのアプローチは歴史だけではなく、他の教科や日常生活にも活かせる大切なスキルです。その他にも歴史は教えている人の視点から内容が大きく変わってくることや、より楽しく歴史への理解を深めるために日常生活とのリンクを見つけることなどについて話しました。生徒の皆さんが少しでも新しい切り口から歴史と向き合えたらなと思います。インターンとして貴重な経験をさせていただいていることに感謝しています。