2020.09.11

学校説明会や公開授業などで、「御校では、どんな子(生徒)を求めているのでしょうか?」という質問をよくいただきます。
本校は、一般生入試の合格者の最高点・最低点・平均点、帰国生入試で過去に出題された面接のお題など、今のところ非公開の部分が多く、対策が立てにくいのも事実・・・(申し訳ございません)。
そこでこのページでは、どんな子(生徒)を求めているのか?という質問への回答と、受験でこれだけは絶対外せない最低限のポイントについてお話ししたいと思います。

Q:どんな生徒を求めているの? A:入学時には問わない!大事なのは○○○
まず先に謝らせていただきたいのですが、「どんな子(生徒)を求めているの?」というトピックなのに、「入学時にどのような子かは問わない!」という回答ですみません。
ですが、学校は学びの場。大事なのは入学後になります。

千里国際に来て、帰国生・国際生・ダブル国籍・外国籍といった様々な生徒がいる環境に飛び込み、「この世界にはいろんな人がいる」ということを、頭で理解するだけでなく体感してほしいのです。
その中で「自分とは、どういう人間なのだろう?」と自分の内側に問いかけ、(周囲との比較ではなく)自分なりの「個性」を見つけ伸ばしていくことを考えて学校生活を送ってほしい!と願っています。

毎年ゴールデンウィークになると、大学に進学した卒業生から、「中学1年生から高校3年生までの6年間、自分で考え行動すること(方法)を学んだから、大学生活がつまらない…」という相談を一定数受けます。
でも、教諭からの「で?自分で何かやったん?」という一言でハッと気づき、行動に移します。
そのくらい、千里国際での6年間は中身がギュッと凝縮されているのです。
もちろん、6年間毎日が充実…とはいかないと思いますし、もしかしたら(人によっては)苦しい時期もあるかもしれません。
それ以前に、自分と向き合うこと自体が苦しいと感じる人もいます。
でも、卒業までに6年間も自分と向き合っていると、「今ある環境の中で何ができるか?」と考え、前を向いてまた歩き始めることができるようになりますし、そういった生徒の事例もたくさん見てきました。

それとは逆に、中学・高校では「あまり意見を主張するタイプではない」と自己評価していた生徒が、日本の大学に行き、本来の日本の教育文化に身を置くことで、「あ、実は主張する方だったんだ!」と気付くこともあります。
海外では当たり前の、「若いうちから取捨選択をすること」を6年間で学ぶので、自分でも気づかないうちにリーダーシップ性や柔軟性・寛容性が身についていた!というのはよくある話です。

千里国際では、「卒業までにどれだけ吸収してくれるか?」という本質を大事にしているので、「入学時にどんな子が欲しいか?」と基準を定めることはしていません(もちろん、受験は受験なので合格基準はありますが…)。
ここまでの回答で、「結局何の答えにもなってないやないか!」と突っ込みたくなる気持ち、よくわかります。ですので、(しいて言えば)これだけは押さえてほしい!というポイントを紹介しようと思います。


千里国際を受験する前に!これだけは外せないポイント

冒頭で少し触れましたが、千里国際には帰国生入試/帰国生特別入試/海外生入試/一般生・国際生入試など、様々な入試があります。
ですが、全ての受験に共通して絶対外してほしくないポイントは、「千里国際がどんな学校かを知っているか?」ということです。
千里国際は、(私たちが言うのもなんですが)日本にある学校としてはとてもユニークで、いわゆる”日本の普通の学校”とは全く違います。
受け身の授業を期待されても、その期待には応えられない可能性が高いです(申し訳ございません)。

その代わりに、海外の授業では普通に行われる

・ディベート
・ディスカッション
・プレゼンテーション
・エッセイ
・リサーチ
・プロジェクト
・フィールドスタディ

のような、社会に出て仕事をするようになってからも必要になるスキルを、少人数制のクラスで実践的に学べます!
また、日本でも有数のバイリンガル環境で、グローバルな視点での学びを提供しています(すごくないですか?)。
元々は、幼少期や思春期に日本を出た生徒が、帰国後に大きなカルチャーショックを受けないよう、「海外の文化に慣れ親しんだ”あなた”を大切にしてほしい!」というスタンスで帰国生(帰国子女)の受け入れをする学校で、30年も前から「世界市民」を意識した教育をしています。

受験情報としては、「面接での対策」や「受験までに押さえておきたい合格のためのポイント」などのテクニックが好まれますが、日本で生まれ育った日本人生徒も、様々な国からの帰国子女も、外国籍を持つダブルの生徒も受験していただける学校なので、テクニックが当てはまらないというのが現状です。

でも、絶対的に外してほしくないポイントは、千里国際のことを良く知っていただくこと。
「出願書類に書かれている志願理由、(多分)想像で書いていませんか?」という印象を与えることだけは避けたいですよね!
その上で、「千里国際、好きです!」と言って選んでいただけると、心の底から喜びます!

もしこのページを読み、自分の心の中から「ウズウズ」と湧き上がってくるものを感じたなら、学校説明会や授業公開日に来てみてくださいね!

文字だけじゃわからない…というそこのアナタ!まずは下の動画を見ると、雰囲気を少しわかってもらえるかもしれません。
現役の先生たちが登場しますよ!