2020.07.30.
帰国子女の学校選び in 関西!

【帰国子女の学校選びin関西】インターナショナルスクールと帰国子女受け入れ校の違いを解説!(中学/高校編)

帰国子女の学校選びって、日本の中学から高校へ進学する時の学校選びとはまた違って、簡単ではないですよね?
海外ではインターナショナルスクールに通っていたけど、日本に帰ってきたらどうするのか…そんな悩める帰国子女のために、日本で唯一、インターナショナルスクールが併設されている帰国子女受け入れ校「関西学院千里国際」の目線で、インターナショナルスクール・私立の国際学校の違いを徹底的に解説したいと思います。


1.日本のインターナショナルスクールってどんな学校?

日本のインターナショナルスクールには、バイリンガル教育をする学校から、日本語サポートのない完全ネイティブ英語教育を行う学校まで、様々な学校があります。
関西学院千里国際の併設校である「大阪インターナショナルスクール」は後者で、海外からお仕事の都合で来日している駐在員の方や、ご両親とも外国籍で日本語での教育が困難な方を優先的(積極的)に受け入れています。

完全ネイティブ英語教育をする大阪インターナショナルスクールには、以下のような特徴があります。

・国際バカロレア(IB)をカリキュラムとするインターナショナルスクール
・日本でも数少ない「IB、WASC、CIS」の3つの団体から認定を受けている学校
・外国語以外の授業はすべて英語で実施
・卒業生は日本のいずれの大学へも受験資格はあるが、生徒の卒業後の進路は主に海外の大学
・各種学校という位置づけだが、文部科学省により、卒業生は日本の高校を卒業するのと同等の学力を持つと認定されている

日本語も英語もできる生徒も多いですが、基本的に生徒の英語力は「ネイティブレベル」です。

大阪インターナショナルスクールを受験する日本人の帰国子女の場合、小学生・中学生の長い期間、海外の現地校あるいはインターナショナルスクールで英語の授業を受けてきて、英語が教育言語になってしまったため、日本語での学習について行くのが難しい(不安)という方が多い傾向にあります。
中には、ご両親の仕事の都合で日本と海外を行ったり来たりするため、教育言語を確立させるために、インターナショナルスクール以外の選択肢がないという方もいます。

大阪インターナショナルスクールに問い合わせをするには、ご両親が日本人の家庭の場合、最低2年以上インターナショナルスクールでの教育歴が必須です。
当然ながら、日本語での学習面のサポートはありません。
また、入学の問い合わせから入学試験・入学後の手続きまですべて英語でのやり取りが必要なため、ご両親のどちらかが英語を話せることが望ましく、特に幼稚園~小学校の間は家庭での学習サポートも必要です。
「子供をバイリンガルに育てたい!」という方にはハードルが高いように聞こえるかもしれません。
実際、数年日本のインターナショナルスクールに通っていた後、大阪インターナショナルスクールに編入した生徒の中には、勉強について行くのが大変な生徒もいます。

でも、日本の中には、日本人の先生による日本語での学習サポートがあるインターナショナルスクールもあるかもしれませんので、検索してみることをオススメします(念のため、千里国際でも大阪インターナショナルスクールでも、バイリンガル教育のインターナショナルスクールを把握しておりませんので、お問い合わせはご遠慮願います。申し訳ございません)。

2.帰国生(帰国子女)受け入れ校ってどんな学校?

帰国子女を積極的に受け入れる学校は、日本の私立の学校・公立の学校の両方があり、千里国際は私立の帰国生(帰国子女)受け入れ校ですが、さらに入学後から卒業まで帰国生サポートがあります。
千里国際では、急な帰国にも対応できるよう、年に6回の帰国生(帰国子女)を対象とした入試が実施されます。
「学期完結制」という制度を取り入れているので、高校生の生徒でも、どの学期から編入しても大丈夫です。

帰国子女を受け入れる学校でも、「日本人は日本人らしくするべき!」という考えの教育や、「日本のカリキュラムに沿った学習内容は知っているべき」という考えの教育をしている学校もありますが、千里国際は「海外の学習環境をフル活用してきたアナタがいいですよ!」という考えの学校です。
海外と日本の中間の学校という言い方でも表現できますね!
文部科学省の学習指導要領に沿った教育活動を行っていますので、主要教科は日本語による授業となります。

そして、インターナショナルスクールとは違い、高等部で必要な単位を取得すれば、もちろん日本の高等学校の卒業資格取得が可能です。

ちなみに、帰国子女の受け入れ校である千里国際の卒業生の気になる進路は、以下のような割合です。
・関西学院大学…約50~60%(系列校のため)
・海外の大学…約10~20%
・その他日本の国公私立大学…約10~20%

日本の私立の国際学校(帰国子女の受け入れ校)は、完全にネイティブ英語の教育ではないですが、千里国際には「第一言語(教育言語)は日本語だけど、英語でスピーチやプレゼンテーションもできますよ~!」という、日英バイリンガルな生徒は多い傾向にあります。

でも実は、英語圏から帰ってきた帰国子女ばかりではなく、アジア・ヨーロッパ、南米、中等、アフリカなど、さまざまな国からの帰国子女も集まっています。
「英語ができる人ばかりが有利なのか?」と不安になり、お問い合わせいただくこともありますが、帰国子女だけでなく、日本で生まれて日本の公立学校で学習してきた生徒や海外経験のない生徒も在籍しています。

さらに言うと、非英語圏(アジア等)の出身で、ご両親の仕事で日本に来ている生徒や、数世代に渡って日本に住んでいる家庭の生徒もいるので、日本人よりも日本語が弱く、英語力も初級レベル(ABCから)スタートの生徒もいるのです。


帰国子女と一言で言っても、海外での出身校は様々。
・海外のローカルスクール(地元の学校)に通っていた生徒
・海外のインターナショナルスクールに通っていた生徒
・海外の日本人学校に通っていた生徒

千里国際には、さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まるのです。

また、英語のクラスは5段階に分かれているので、「ABC」から勉強することも可能ですし、ネイティブレベルの英語力の維持も向上も可能!自分のレベルに合ったレベルから学習をはじめることができ、海外に進学したり、海外で活躍する英語力を身に着けることができます。


失敗しない学校選びのための最低限のポイント
インターナショナルスクールと帰国子女の受け入れをする学校の違いがわかっても、実際どのように選べばいいの?
そんな疑問を解消するため、失敗しない学校選びの最低限の重要ポイントをお話ししようと思います。

【超重要】学校のことをよく知るために個別相談へ行く

「入学してみたら、イメージと違った…」

これは、どこの学校でもよくある理想と現実のギャップかと思います。
そのギャップを少しでも埋めるために、まずは「学校のことをよく知る」ことが大事です。

帰国子女の受け入れ校である千里国際では、帰国子女の個別相談や学校見学を受け付けています。
ご両親の都合で海外を飛び回っている生徒は、日本への帰国時期が想定できない生徒、ご両親のお勤め先から突然の帰任辞令(日本への帰国)が出た生徒など、日本の学校で受け入れてもらうには難しいケースも多く発生します。
そんな時、一言相談してくれれば、個別に詳しくお話を聞き、一緒に解決策を探すこともできるのです。

また、帰国子女の受け入れ校でも、学校によって特色も校風も変わります。
海外に出て現地のカルチャーに触れた後は、日本を出る前とは感性が変わっていると思いますので、実際に足を運んで雰囲気を確認することが大事です。

ちなみに千里国際では、海外赴任が決まり「日本出発前に情報を入手したい!」という場合でも個別相談を受け付けています!

個別相談では、生徒のこれまでの学習歴や言語・生徒の特性や思いなどをヒアリングします。

・何年ぐらい海外に住んでいるのか?
・海外での学校はインターナショナルスクール?現地校?日本人学校?
・いつ帰ってくる予定なのか?
・英語と日本語、どちらの言語で勉強を続けたいのか?
・クラブや部活は?
・卒業後のはどう考えているのか?

「編入してくれたら嬉しい!」という思いで相談には乗りますが、大前提として、生徒にとって一番合う学校を見つけてもらうことが目的なので、実際に生徒と会って話してみて、「インターナショナルスクールの方が合うんじゃない?」と思ったらそのまま伝えます。

最終的に選ぶのは「ご家庭で相談後」となりますが、インターナショナルスクールにも個別相談の問い合わせをして、お話を聞いてみるのもアリかもしれません!

ここまで読んでいただき、「千里国際を関西での中学・高校選びの候補に!」と思っていただけましたら、メールでのお問い合わせ・ご相談は随時受け付けております。
お問い合わせフォームからご連絡ください!
※「インターナショナルスクールと帰国子女受け入れ校の違い」という記事を読んだ!と一言添えていただけると喜びます!

【実例】帰国子女の学校選び:生徒インタビュー

最後に、日本帰国後から千里国際に編入するまで、編入してから現在までの学校生活を語ってくれた、在校生インタビューを紹介します。

日本の学校が合わない…帰国子女によくある悩みを克服した生徒インタビュー

「帰国子女」という言葉を聞くと、「羨ましい」とか「海外にいただけで簡単に英語が話せる」「ずるい」というイメージを抱く人が、日本にはまだまだたくさんいます。

でも実際、千里国際の帰国生(帰国子女)の中には、海外から帰国後、日本と海外の間にある大きなカルチャーショックを感じ、「日本の学校が合わない」という悩みを抱えていた生徒が多数在籍しているのです。
もしかしたら、今後海外から日本に帰ってくる帰国子女も、同じように感じるかもしれない…
そんな圧倒的マイノリティーの帰国子女に向けて、千里国際に来て本当の自分を取り戻した生徒の体験談とアドバイスを紹介したいと思います。

今回紹介するのは、アメリカに約6年半滞在し、約2年前に日本に帰国した9年生(中学3年生)の生徒(A・Hさん)です。
英語教諭で入学広報センター長の彦坂教諭がインタビューしました。


彦坂教諭
「まず、どうして千里国際を受験しようと思いましたか?」

A・Hさん
『帰国後に一旦は日本の公立中学校入学したのですが、日本の学校が合いませんでした。
文化的にも合わなかったし、正直きつかったのを覚えています。』

彦坂教諭
「アメリカの文化や学習スタイルに慣れてしまったってことですか?」

A・Hさん
『そうですね、あっちの方が合っているかもしれません(笑)』

彦坂教諭
「では、日本に帰ってくるにあたり、学校選びで何か考えていたことはありますか?」

A・Hさん
『せっかく学んだ英語を忘れるのはもったいないので、英語を使える学校を探していました。』

彦坂教諭
「そうですか!実際、関西学院千里国際に入学してみてどうでしたか?」


A・Hさん
『”日本の学校”というイメージがなく、日本の学校によくある「日本人は日本人らしくしなければいけない」とか「日本人だからこうしなさい」という考えもなく、「これが常識」という感じもない。みんなそれぞれ違っていて楽しいです。
千里国際は「国際学校」なので、英語を話せる人がたくさんいるし、いろんな国から帰ってきている生徒がたくさんいるので心強いです。
海外の現地校に似ています。』

彦坂教諭
「なるほど!では、学校での勉強についてはどのように感じていますか?」

A・Hさん💬
『学校行事がたくさんあり、選択肢もたくさんあるので、最初の頃はいろんなことに参加してみようと思い、スケジュール的に結構忙しくなっていました。
自分でもちょっと無理をしてしまいましたが、徐々に慣れてきて、だんだん自分のペースに合わせられるようになり、「やりたいこと」も「やらなければいけないこと」もできるようになってきました。』

彦坂教諭
「それはいいですね!受験に向けて特別な準備はしましたか?」

A・Hさん
『勉強という勉強はしていません。
でも、面接があるということは事前に知っていたので、実際にどんな質問をされても大丈夫なようにたくさん練習をしました。
海外では、なるべく現地の人たちと関わるようにして、提出物も「出さない」ことだけはないよう、自分のできるところまでやってきました。』

彦坂教諭💬
「最後に、これから学校選びをする人たちへのアドバイスをお願いします。」

A・Hさん💬
『学校選びをするときに、なるべく自分の行きたい学校のことを調べ、学校についていろんなことを知っておくと、入学した後でも「合う」と感じられると思います。
せっかくいろんな文化を経験しているので、日本人だけの学校に行ってその文化を失うよりは、活かせる学校を探したほうがいいです。
あとは、無理やり急いで環境に慣れようとしなくても大丈夫だと思います。』


「自分に合う場所を探すこと」は大人になっても必要なスキル
日本の学校教育で窮屈と感じる1つの理由は、「日本人たるもの」「日本人は日本人らしく」という同調圧力にあります。
日本の学校に合わなくても、自分に合う場所を見つけて、自分らしく生きることは、誰しもが持つ権利。
自分と向き合って、自分に合うものを見つけていくために進路研究することは、将来自分らしく生きるために必要不可欠な「スキル」ですね!
そして彼女は、この経験を通してその「スキル」を開花させたのかもしれません。
 

インターじゃないのにインターみたい!関西学院千里国際ではどんな生徒を求めているの?

学校説明会や公開授業などで、「御校では、どんな子(生徒)を求めているのでしょうか?」という質問をよくいただきます。
本校は、一般生入試の合格者の最高点・最低点・平均点、帰国生入試で過去に出題された面接のお題など、今のところ非公開の部分が多く、対策が立てにくいのも事実・・・(申し訳ございません)。
そこでこのページでは、どんな子(生徒)を求めているのか?という質問への回答と、受験でこれだけは絶対外せない最低限のポイントについてお話ししたいと思います。

Q:どんな生徒を求めているの? A:入学時には問わない!大事なのは○○○
まず先に謝らせていただきたいのですが、「どんな子(生徒)を求めているの?」というトピックなのに、「入学時にどのような子かは問わない!」という回答ですみません。
ですが、学校は学びの場。大事なのは入学後になります。

千里国際に来て、帰国生・国際生・ダブル国籍・外国籍といった様々な生徒がいる環境に飛び込み、「この世界にはいろんな人がいる」ということを、頭で理解するだけでなく体感してほしいのです。
その中で「自分とは、どういう人間なのだろう?」と自分の内側に問いかけ、(周囲との比較ではなく)自分なりの「個性」を見つけ伸ばしていくことを考えて学校生活を送ってほしい!と願っています。

毎年ゴールデンウィークになると、大学に進学した卒業生から、「中学1年生から高校3年生までの6年間、自分で考え行動すること(方法)を学んだから、大学生活がつまらない…」という相談を一定数受けます。
でも、教諭からの「で?自分で何かやったん?」という一言でハッと気づき、行動に移します。
そのくらい、千里国際での6年間は中身がギュッと凝縮されているのです。
もちろん、6年間毎日が充実…とはいかないと思いますし、もしかしたら(人によっては)苦しい時期もあるかもしれません。
それ以前に、自分と向き合うこと自体が苦しいと感じる人もいます。
でも、卒業までに6年間も自分と向き合っていると、「今ある環境の中で何ができるか?」と考え、前を向いてまた歩き始めることができるようになりますし、そういった生徒の事例もたくさん見てきました。

それとは逆に、中学・高校では「あまり意見を主張するタイプではない」と自己評価していた生徒が、日本の大学に行き、本来の日本の教育文化に身を置くことで、「あ、実は主張する方だったんだ!」と気付くこともあります。
海外では当たり前の、「若いうちから取捨選択をすること」を6年間で学ぶので、自分でも気づかないうちにリーダーシップ性や柔軟性・寛容性が身についていた!というのはよくある話です。

千里国際では、「卒業までにどれだけ吸収してくれるか?」という本質を大事にしているので、「入学時にどんな子が欲しいか?」と基準を定めることはしていません(もちろん、受験は受験なので合格基準はありますが…)。
ここまでの回答で、「結局何の答えにもなってないやないか!」と突っ込みたくなる気持ち、よくわかります。ですので、(しいて言えば)これだけは押さえてほしい!というポイントを紹介しようと思います。


千里国際を受験する前に!これだけは外せないポイント

冒頭で少し触れましたが、千里国際には帰国生入試/帰国生特別入試/海外生入試/一般生・国際生入試など、様々な入試があります。
ですが、全ての受験に共通して絶対外してほしくないポイントは、「千里国際がどんな学校かを知っているか?」ということです。
千里国際は、(私たちが言うのもなんですが)日本にある学校としてはとてもユニークで、いわゆる”日本の普通の学校”とは全く違います。
受け身の授業を期待されても、その期待には応えられない可能性が高いです(申し訳ございません)。

その代わりに、海外の授業では普通に行われる

・ディベート
・ディスカッション
・プレゼンテーション
・エッセイ
・リサーチ
・プロジェクト
・フィールドスタディ

のような、社会に出て仕事をするようになってからも必要になるスキルを、少人数制のクラスで実践的に学べます!
また、日本でも有数のバイリンガル環境で、グローバルな視点での学びを提供しています(すごくないですか?)。
元々は、幼少期や思春期に日本を出た生徒が、帰国後に大きなカルチャーショックを受けないよう、「海外の文化に慣れ親しんだ”あなた”を大切にしてほしい!」というスタンスで帰国生(帰国子女)の受け入れをする学校で、30年も前から「世界市民」を意識した教育をしています。

受験情報としては、「面接での対策」や「受験までに押さえておきたい合格のためのポイント」などのテクニックが好まれますが、日本で生まれ育った日本人生徒も、様々な国からの帰国子女も、外国籍を持つダブルの生徒も受験していただける学校なので、テクニックが当てはまらないというのが現状です。

でも、絶対的に外してほしくないポイントは、千里国際のことを良く知っていただくこと。
「出願書類に書かれている志願理由、(多分)想像で書いていませんか?」という印象を与えることだけは避けたいですよね!
その上で、「千里国際、好きです!」と言って選んでいただけると、心の底から喜びます!

もしこのページを読み、自分の心の中から「ウズウズ」と湧き上がってくるものを感じたなら、学校説明会や授業公開日に来てみてくださいね!

文字だけじゃわからない…というそこのアナタ!まずは下の動画を見ると、雰囲気を少しわかってもらえるかもしれません。
現役の先生たちが登場しますよ!

「1分半でわかる!SIS introduction」(YouTubeリンク)