2022.09.22.
「公共」授業(高等部1年生)において「一般教養としての国際知識と経験~SDGsのゆくえ~」をテーマとした講演を実施

千里国際キャンパスでは、9月20日(火)に、千里国際高等部1年生(約100名)の「公共」授業で関西学院大学特別任期制教授の村田俊一先生をお招きし、授業を行いました。

講演の最初にレモンやマーマレード、アンチョビなどの食べ物を実際に用い、クイズ形式で原産国を学ぶアイスブレイクが行われたあと、私たちの衣食住が常に世界と繋がっていることを意識する機会を持ちました。また、SDGsという世界が注目する大きな目標が、一部の人たちの利益につながるのではなく、私たちもこの目標に対して、再認識・再理解をしていく必要があるといった説明がありました。SDGsで最も重要で解決しなくてはならない問題は、トップゴールの格差や貧困、飢餓、偏見であること、これらが原因で起きてしまう国内紛争が最も注目されるべき課題であるということに生徒たちは興味深さを感じていました。

(授業を履修した生徒の感想)

・SDGsに対する見方が変わった。今までは、ただ解決しなければならないことをずらっと並べただけのものと思っていたけれど、実際には、貧困という、最もなくさなければならないものを根底において、そこから積み上げられたものなのだ、という認識になった。また、これは日本に関係のないことではなく、日本は発展途上国に依存しているため、かなり重要なことだ、ということも知った。世間のSDGsに対する印象は実際のものとはかなり違う、ということに気づいた。

・もともと、日本で食べられている食品の多くは輸入品であることは知っていたので、そこまで驚かなかったのですが、和食として食べられているものの多くの原材料も輸入品であることを知り、「もはや日本食ではない」と言われたことに少しショックを覚えました。日本食または日本で自給したものを食べようと意識して食べれば食べるほど、輸入品に頼っているだけであることに気づかされました。日本は先進国の中でも自給率が圧倒的に低い国です。そのため、輸入品に頼っているこの状況をすぐに変えることは不可能だし、完全に輸入品から断つこともできません。ならば、私たち若者世代はこれからの日本や日本食を守っていくためにも、どうやって自給率を上げていくのかということを考えていかないといけないなと思いました。農家さんを増やすことも困難な今、技術が進歩してきている今だからこそ出てくる解決策があればいいなと感じました。

・私たちや会社がキャンペーンとして行う社会貢献は、やっているという見せかけにすぎず、本当に問題解決に影響を与えているかについて私自身、宣伝にしかすぎないのではないかと感じていたので、より大きな組織・社会が動いていく必要があるなと改めて思いました。

関西学院千里国際キャンパスでは関西学院大学との連携に積極的に取り組んでおり、様々な授業を通して深い学習と成長を後押しするため、同大学から教員を招き、授業を展開しています。

授業の様子1

授業の様子1

授業の様子2

授業の様子2