2022.03.30.
本校生徒の作品がSEIKA AWARDにて優秀賞を獲得しました!

 昨年より約4ヶ月間をかけ、本校は福岡県糟屋郡にある福岡県立須恵高等学校演劇部の皆さんとオンラインで交流し、共同での作品制作に取り組みました。これは総合探究科の授業の一環として企画されたもので、本校の生徒たちは須恵高校の生徒の皆さんと時間をかけて交流し、お互いのことを深く知りながら、協力して作品を作り上げました。

 今回は、「自由」をテーマにした映像作品を制作することを最終目標としました。お互いに表現したいテーマを決めて内容を話し合いながら脚本を作り上げ、また大阪と福岡の2カ所で撮影を行いました。そしてそれぞれの場所で撮影された映像をつなぎ合わせて編集し、ひとつの作品として完成させることができました。

 今回作成された映像作品「ないものねだり」は、京都精華大学主催「SEIKA AWARD 2022」に出品され、優秀賞(1053作品中の上位7作品)に選出されました。またそれにともない2022年3月16日から21日までの間、京都精華大学にて展示されたほか、表彰式には須恵高校の生徒の皆様にも参加いただきました。

 今回の取り組みは、コロナ禍における新しい「表現」の方法のひとつを示すことができたと考えております。大阪と福岡という離れた場所を結んでの共同作業でしたが、生徒たちはとても熱心に取り組むことができました。これをきっかけとして、総合探究科としてもさらに魅力的な授業の取り組みができるようつとめて参ります。

総合探究科 菊池康貴

 

(福岡県立須恵高等学校)  http://sue.fku.ed.jp/Default2.aspx

(SEIKA AWARD 2022)  https://award.kyoto-seika.ac.jp/award22

 

【生徒の感想】

 

・今回の取り組みは、今までにない経験を二度もすることになりました。一つはオンラインを通して福岡という離れた場所にいる同学年と交流をしながらの動画作成です。そもそも私は台本を作成したことは一回もなくて、右も左もわからない状態でのスタートでしたが、福岡県立須恵高等学校さんたちにアドバイスをいただいたり、何度もオンラインでミーティングをして意見を出し合うことで形にすることができました。二つ目は作った作品が優秀賞をいただけたという事です。これまで何か賞を取ったことが無かったので、一から取り組んだものが他者から形として評価されて、やりがいを感じることができました。これらの経験は、同じ学年だけど全く違う環境を知ることができ、一緒にお互いならではの悩みを話し合うことができたり、達成感や意欲向上にもつながって非常に貴重な経験になりました。(本校高等部2年 阿部未来羽 制作責任者)

 

・「ないものねだり」を作成するにあたって、須恵高校の皆さんに自分の考えやイメージ、適切だと思う撮影方法などをオンラインという状況でどうやって明確に伝えられるか、という点を一番意識しました。対面だと可能な同時撮影なども、場所が離れている状況でどうしたらお互いがやりやすいかを試行錯誤して行い、別々だからこその動画内での違いもはっきり見えるものになりました。このような壁を乗り越え、私たちの状況があるからこそできた動画で、不自由だと思われる学校、自由だと思われる学校のそれぞれの悩みとそれによるお互いの「ないものねだり」を隠すことなく表すことができたと思います。この作品を一緒に作り上げてくれた須恵高校の皆さんや先生方にとても感謝しています。そして何より、優秀賞をいただけて非常にうれしく思います。今回高い評価をしていただけたことを自信として、これからの制作に生かしたいと思います。(本校高等部1年 肥後有咲 共同制作者)

 

・今回、千里国際のみなさんと初めて共同作業することになり、同じ部活動内で話すのとはまた違った新鮮さがありました。そのなかでも、オンラインという形で住む地域関係なく同じ作業をするという、相手とのコミュニケーションが欠かせないことを改めてこの作品を通して実感しました。私自身、緊張と戸惑いでうまく意見がまとめられないまま伝えてしまっても、千里国際のみなさんは自身の解釈も踏まえた上で具体的な案を出して下さり、思いつかなかった案なので凄いなと思いました。また、動画の編集も大変丁寧で尊敬しています。

この作品が入選出来たのも千里国際のみなさんのお陰です。もしも、また動画を作ることがあったらその時はよろしくお願いします。ありがとうございました。(福岡県立須恵高等学校1年 山口美空さん 共同制作者) 

 

・私は千里国際のみなさんとのオンラインでの作品製作を通じ、直接話して作品を作り上げることの大切さを感じました。オンラインだと、相手の顔を見ながら話すことができないので感情が読み取りにくく大変でした。そのため自分も言葉での誤解を生まないよう、話す内容に気を付けました。私自身初めての映像作品の撮影ということもあり戸惑うことばかりでしたが、一緒に作品を創ったお二人のお陰でこのような素晴らしい賞を頂けたのだと思います。また違うチームなのに臨機応変に対応、協力してくれた人たちのお陰でもあります。ありがとうございました。入選の知らせを聞いたときはとても驚き、私自身、部活動としてもこのように大きな賞を頂けたのは初めてだったので純粋に嬉しかったです。このメンバーで作品づくりができてよかったです。コロナが終わって、いつかお二人と対面で会える日が来るといいなと思います。(福岡県立須恵高等学校2年 小宮さくらさん 共同制作者)