【神学部VOICE】川﨑 愛さん(2011年度卒業)

[ 編集者:神学部・神学研究科       2019年7月18日   更新  ]
 

 

Q.現在のお仕事内容について教えてください。

 教会で主に日曜日の礼拝や聖書研究と祈りの会を執り行い、教会員や地域の方々を訪問、懇談するほか、子どもの教会や絵本の読み聞かせなどを行う子ども文庫の運営、そして事務などを行っています。

 私は牧師として二つのことを心がけています。一つは、聖書を読みながら、「どのように生き、神と人、社会の平和を作っていくか」に関する神様のメッセージを語り、人々と共に神様に応答していくことです。

 二つ目は人の話を聴くことです。生きていると喜びもありますが、困難や悲しみに遭遇し、疲れを覚えることがあります。「話を聴いてほしい」という方やSOSを出しておられると思う方の声を、聴き、一緒に祈ります。状況に応じて必要とする機関や専門家と連携をとって関わることもありますが、神様に祈ることを通じ、その方の存在や思いを受けとめる者でありたいと思っています。

Q.神学部で学んだこと、その学びは現在どう役立っていますか。

 神学部では聖書や神学に関する知識、それらを解釈し、学び続ける方法や実践を学びました。特に、価値観が変容した現代社会において、二千年前に書かれた聖書を読むための視点や方法を学ぶことが出来ました。
 また大学院では病院で「臨床牧会実習」を行い、病床の方の話をお聴きするなかで、自分自身を知るという貴重な機会となりました。「キリスト教社会実習」でも、様々な問題と格闘する一人の方と関わり、その方の人生の振り返りと希望などをお聴きし、祈り、共に過ごしました。これらのことは私が牧師となる原点となり、支えとなっています。また先生方には、研究を通じ、多様な視点・視野を持ち、学び続けることの大切さを教えていただきました。

Q.神学部生、神学部入学を目指している受験生に対してメッセージをお願いします。

 神学部では牧師となるための聖書や神学的な知識はもちろん、実際に牧師として働くために必要なことを学べる科目が多くあります。ディアコニア・プログラムではキリスト教福祉の現場での実習も含めた学びができ、大学院でも、全国の教会での実習や病院での「臨床牧会実習」などを通して、実践的に学ぶことができます。

 総合大学の中にある神学部なので、神学以外の学問を学んだり、サークル活動などにより他学部の学生と交流を持ち様々な体験をすることができるのも、神学部の豊かな魅力だと思います。そして卒業してからも先生方や同期、同窓の方々と交流する場があり、どこへ赴任しても同労として親身に関わり励まし合う仲間がいてくださることは、とても心強いです。
 
 牧師は教会の他にも、キリスト教主義の幼稚園や保育園、中高・大学や福祉施設など、様々な場所で働いています。ぜひ、神学部に入学して、神様と人と共に生きる道を模索してください。

※本ページの内容は2019年7月現在のものです