土井 健司 (どい けんじ)教授

[ 編集者:神学部・神学研究科       2018年4月2日   更新  ]

研究領域キーワード

古代キリスト教思想 /神論 /生命倫理とキリスト教

わたしの研究は、...

キリスト教神学について、とくに古代キリスト教思想を研究しています。二世紀から四世紀にかけて生きた思想家、とりわけギリシア語で著作を残した人の思想を研究しています。

神認識、神の愛、受肉の問題、ロゴス論など古典的な主題の研究を行いつつ、最近では社会的視点からの考察も試みています。たとえば四世紀の高利貸しの問題、貧困の問題です。また環境問題を含めて自然の問題も研究を発表しました。古代について研究していますが、古代の中で研究しているわけではないからです。現代に生きる者として、現代的視点から切り込む勇気をもって研究をしていきたいと思っています。そのため、さらに現代の生命倫理の問題でもいくつか研究を発表し、現在も継続中です。

脳死・臓器移植、ヒト胚研究の是非、「生命の尊厳」などについてです。ただ現代の問題を論じる場合でも、その根底に、キリスト教の原点としての古代キリスト教思想の研究があります。その意味で根源に遡って、現代の中でそもそもキリスト教とは何かを問うこと、これが私の研究テーマとなります。

最近、興味をもって研究していること...

私の研究は、二世紀から四世紀のキリスト教思想を対象とします。広く「ギリシア教父」と呼ばれる人たちの思想ですが、この人々が神やキリスト、受肉などの主題について、また迫害や生命、自然、救貧の問題についてどのような思索を展開したのかを研究しています。

十五年以上研究してきて、どうやら自分の興味のキーワードは「関係」だということが分かってきました。神と人の関係、人と人との関係などです。古代のキリスト教思想について、しかし現代に生きる者として、これからも新しい視点を開拓しつつ研究を進めていきたいと思います。

プロフィール

【どい・けんじ】 関西学院大学神学部卒業 /同大学院神学研究科修士課程聖書神学専攻(神学修士) :京都大学大学院文学研究科修士課程宗教学(基督教学)専攻(文学修士) /同研究科博士課程宗教学(基督教学)専攻退学
博士(文学);京都大学 /博士(神学);関西学院大学