12月17日「PSサンタがお手伝い~社会学について学ぼう~」

[ 編集者:社会学部・社会学研究科       2019年2月14日   更新  ]

タイムスケジュール

昨年に続き、12月の企画は学習イベントを開催しました。その内容は、1つのテーブルに学生と教員が交じり合って座り、あるテーマについて話し合うワークショップです。流れは、班ごとに分かれて(1班‐1テーブル)話し合いをし、その後、話し合いで得られた結論を他の班に向けて発表するとなっています。

参加いただいた先生は、難波功士先生(メディア・コミュニケーション学)、鈴木謙介先生(現代社会学)、大岡栄美先生(フィールド社会学)、鈴木慎一郎先生(フィールド文化学)、渡邊勉先生(データ社会学)、稲増一憲先生(社会心理学)の6名で、社会学部の6つの専門分野から各1人ずつという構成です。


 

全体図

テーマは「働く」で、各先生にはこのテーマに沿った資料をそれぞれ用意していただきました。以下、それぞれの内容の断片を記します。

難波功士先生(メディア・コミュニケーション学)

グループごとに議論をしていきます

大学生の就職活動(就活)の時の格好に照準。就活スーツの定番が黒であるは、実はそう古い話ではない。たとえば、1982年で一般的だったのは紺。黒とは喪服の色という扱い…。

鈴木謙介先生(現代社会学)

冬企画(鈴木謙介先生)

全国就業実態パネル調査を用いて、「仕事の上での学び」を「学生時代の学び」と関係の中で考える。仕事上でわからないとことがある時にすぐに学びの行動を取る人は、学生時代にどの程度の学びの習慣があったのか? そもそも、仕事をする上で「自ら学ぶ」ことは必要なのか?

大岡栄美先生(フィールド社会学)

大岡栄美先生(フィールド社会学)

自分にしかできない仕事がある(=業務の属人化)。だから、休日も仕事のことが頭から離れない。休日でも何かあれば駆けつけなければならない。こうした状況を問題視し解消した会社の事例をたたき台にし、働き方(=休み方)の問題を考える。

鈴木慎一郎先生(フィールド文化学)

鈴木慎一郎先生(フィールド文化学)

川崎昌平『労働者のための漫画の描き方教室』(春秋社2018年)で提示された、「ジョブ」(金銭的対価を得るための労働)・「ワーク」(生きる目的)という分析軸。この軸を用いて働き方の問題を考える。

渡邊勉先生(データ社会学)

渡邊勉先生(データ社会学)

なぜ、大学を卒業し就職しても、3年以内に転職する人が3割もいるのか。この現象を様々はアプローチから考える。たとえば、高卒・中卒と何が違うか? 大卒者は変化しているのか? 産業構造・職業構造はどうなっているのか?学生の意識・採用者の意識はどうなっているのか?…etc.

稲増一憲先生(社会心理学)

稲増一憲先生(社会心理学)

日本人にとって働くということは? 日本人の労働の価値観を57ヵ国を対象に行われた世界価値観調査を元に考える。日本人は「働くことがあまり重要ではなくなる」という変化をどう思っているのか? 日本人は自分の人生を自由にならないと考えるのか?それとも、自由になると考えるのか?…etc.

集合写真

相手の議論を伸ばす環境を作ることこそが、自分の議論を伸ばすことである。鈴木謙介先生が締めのコメントでこうおっしゃっていましたが、PSスタッフ・先生方には正にそのような雰囲気作りに心を砕いていただきました。と同時に、この企画にアグレッシブに関わってくれた学生の皆様もありがとうございました。準備する側も参加する側の存在あってのものなので…。