[ 法学部 ] 企業法務・公務に特化した授業公共政策実践演習B3(司法・ビジネス実践演習B3)

自ら意思決定のできる人間になるための税理士4人による熱血指導
~漫画「インベスターZ」を題材に~

春学期開講「公共政策実践演習A 3」を担当する税理士4名による実務家講座です。学生生活を終えて、社会に出れば「人・物・金・情報」が大事になります。 学生のうちに金融商品取引法等を学ぶ事は、将来の大きなアドバンテージになります。 更に、会計学や金融論を学ぶ事は、企業の財務諸表を日常的に目にする事になる将来の準備としては必要な事です。ただ難しそうだし・・・となりますよね?みなさんは「インベスターZ」(三田紀房)という漫画を知っていますか?秋学期ではこの「インベスターZ」を参考に体系的に学んでもらいながらグループでの課題にトライしてもらいます。 上記の事柄を実社会で経験した税理士から学ぶ事で、業界を知り、自らの適性を判断し、将来の進路決定に役立ててもらいます。

授業の特長

こんな人におすすめ
春学期でグループでのビジネスコンテストを終え、自ら意思決定をすることの必要性が理解できたかと思います。いよいよ秋学期では自ら意思決定ができる人間になる練習をしましょう。自ら意思決定をするためには「自ら考える」ことが必要になります。慌ただしく過ぎていく日々の中で、立ち止まって「自ら考える」ことは意識をしないとなかなかできるものではありません。本講義で「自ら考える」時間を意識的に持ちたいかたに是非参加して頂きたいです。
どんな学びや成長ができる?
本演習のアントレプレナーシップとは、必ずしも起業することを意味するのではなく、自立していくためのキャリア形成のために全ての人が身に付けるべきものです。そのうえで以下3点を目標とします。
①自分の周囲や社会で起こっていることに対して広い視野を持って関心をもてる
②受け身ではなく、自らの主体性を発揮する
③自ら課題を発見し、様々な立場の人と強調して解決策を考える姿勢と能力を身に付ける
授業の雰囲気は?
春学期同様、グループデイスカッションをメインに行います。知らない人の中で自分の意見を言うのは何だか恥ずかしい、と最初は言っていた生徒達に限って、不思議なもので、最終講義ではしっかり自分の意見を言えるようになっています。要は「慣れ」です。社会に出れば必ず意見を求められる機会に遭遇します。そのための「慣れ」の場と思って参加してもらえるのが一番嬉しいです。また本講座ではただただ学生達に話をさせるのではなく、講師も参加してアシストをするので話がしやすい土壌を作っています。安心して参加してください。
担当教員が語る他にはない魅力
みなさんは税理士を知っていますか?もしくは見たことがありますか?通常は身内に税理士がいない場合なかなか出会うことがない存在ではないかと思います。弁護士さんはドラマなどでもよく出てこられるのでイメージが付きやすいですよね?ただ、日本全国年齢問わず全員が納税の義務があり、実際に納税をしています。税はわれわれの生活の中で大変身近なものですが身近ゆえに知られていないかもしれませんね。そんななかなかお目にかかれない(?)税理士がなんと4名も講師として登壇します。ただただ税金の勉強をするのではなく、税金がどのように生活に関わるのかなど、実務の話をもとに講義しますので、大変貴重な経験ができることかと思います。
キーワード
アントレプレナーシップ 起業家 資格試験 投資 ファイナンス 簿記 FP
履修基準年度・担当教員
履修基準年度:3年生
担当教員(2025年度):榎本 美乃里、明石 善将、廣瀬 美希子、吉留 琳美

授業計画

授業計画
第1回 オリエンテーション
本演習の目的、それぞれの講義内容、授業方法、評価等について説明を行います。秋学期のアントレプレナーシップ養成講座では、毎回漫画「インベスターZ」(三田紀房)からテーマを選び、グループごとに課題をこなし発表する。「インベスターZ」は「投資漫画」として有名ですが、日本企業のカラクリ、経済の歴史などさまざまな「お金」にまつわる知識を体系的に学べる金融入門書になっています。
第2回 アントレプレナーシップ養成講座①
漫画「インベスターZ」(三田紀房)第2巻より「日本企業のカラクリ」をテーマに投資に勉強は必要?塩漬けの本質などを学びます。
第3回 アントレプレナーシップ養成講座②
漫画「インベスターZ」(三田紀房)第5巻より「就活とは人生の投資」をテーマに日本を支える創業100年以上の優秀な中小企業について、日本だけ男社会?などについて学びます。
第4回 アントレプレナーシップ養成講座③
漫画「インベスターZ」(三田紀房)第6巻より「日本の未来は葬式でわかる?」をテーマに企業とベンチャー企業の違い、ルールを作る国とルールを守る国などについて学びます。
第5回 アカウンティング応用①
事業を行ううえで、会計・税務やファイナンスの基礎知識は欠かせません。財務諸表の作り方のベースとなる「簿記」を通して、企業価値の考え方や資金調達手法など、敬遠されがちな「カネ」関連の基礎をケーススタディや練習問題で身に付けます。簿記検定の取得も応援します。

第6回

ファイナンス応用①
個人の「ライフプランニングと資金計画」は目標実現に向けての第一歩です。また、事業を行う、会社務めをする、いずれの場合でも金融、税金、不動産、年金、ローンなどの幅広い知識は必要不可欠なものになります。FP試験の取得も応援します。
第7回 アントレプレナーシップ養成講座④
ゲスト講師による特別講義になります。
第8回 アントレプレナーシップ養成講座⑤
ゲスト講師による特別講義になります。
第9回 キャリアデザイン①
「失敗から学ぶ!失敗のない人生は、失敗する」
人生は選択の連続です。自らの選択が間違いか、正しいかではなく、自分の選んだ選択に対して、どれだけ努力したのかが、重要になってきます。
講師のこれまで歩んできた人生で得た教訓をお話します。
第10回 キャリアデザイン②
「失敗から学ぶ!失敗のない人生は、失敗する」
人生は選択の連続です。自らの選択が間違いか、正しいかではなく、自分の選んだ選択に対して、どれだけ努力したのかが、重要になってきます。
講師のこれまで歩んできた人生で得た教訓をお話します。
第11回 ファイナンス応用②
個人の「ライフプランニングと資金計画」は目標実現に向けての第一歩です。また、事業を行う、会社務めをする、いずれの場合でも金融、税金、不動産、年金、ローンなどの幅広い知識は必要不可欠なものになります。FP試験の取得も応援します。
第12回 アカウンティング応用②
事業を行ううえで、会計・税務やファイナンスの基礎知識は欠かせません。財務諸表の作り方のベースとなる「簿記」を通して、企業価値の考え方や資金調達手法など、敬遠されがちな「カネ」関連の基礎をケーススタディや練習問題で身に付けます。簿記検定の取得も応援します。
第13回 アントレプレナーシップ養成講座⑥
漫画「インベスターZ」(三田紀房)から実際に企業分析のやり方を学びます。今回は時価総額1000億円以下の企業から、時価と実態がかけ離れているケースを見つけ出し研究してもらいます。
第14回 アントレプレナーシップ養成講座⑦
漫画「インベスターZ」(三田紀房)から実際に企業分析のやり方を学びます。前回グループで選別した企業について、それぞれ発表をしてもらいます。

ここまで読んだあなたへのメッセージ

おそらくこの講義の事が気になって仕方なくなってきているのではないでしょうか。正解です。私達が目指している講義は、「自分達が学生だったらどんな講義が受けたいか」です。学部の講義はたくさんあります。その中でせっかく選んでもらえたのに無駄になるような時間を提供したくありません。社会に出ると学生時代には考えられないくらい時間が大切になってきます。授業内でもそんなみなさんの時間を意識し、皆さんの時間と未来が有意義なものになるべく毎回工夫を重ねた内容にしています。皆さんとお会いできるのを楽しみに待っています。