[ 法学部 ] 企業法務に特化した授業グローバル法政実践演習B1

英語で書かれた国際商事紛争事例を理解
香港~ウィーンへ、模擬仲裁世界大会(Vis Moot)の参加を目指す

模擬仲裁世界大会(Vis Moot)参加を目指し、国際商事紛争の解決プロセスを理解します。国際取引の紛争解決手段として最も注目されているのが国際商事仲裁です。その実務を学ぶことができるVis Mootは、全世界から300以上の大学法学部やロースクールの学生が英語で弁論を戦わせる国際大会で、2024年度で32回目となります。国際取引で生じる紛争を題材にして、その仲裁の弁論を行います。
この大会に参加することによって、準備段階で国際英文契約の解釈、主張・反論書面作成、弁論等、実践的なスキルを学ぶことができます。検討対象資料は主に英語です。
大会の準備をする授業では質疑応答、グループ・ディスカッション、グループによる発表、講評等、双方向の授業を中心としています。
本授業は「司法・ビジネス実践演習B1/企業法務特修実践演習B2」との合併科目です。

写真はウィーン大会(左)と香港大会(右)

授業の特長

こんな人におすすめ
弁護士事務所や企業でグローバルに活躍したい人
 例:国際弁護士を目指す人、企業法務のプロとして働きたい人
どんな学びや成長ができる?
模擬仲裁問題(Problem)の論点(手続法および実体法)を説明できるようになります。国際商事紛争に係るキーワードを手掛かりに、自ら弁論準備のための法やケースのリサーチができるようになり、英語での弁論力を高めていくことができます。
授業の雰囲気は?
学生と教員の距離がとても近く気軽に質問ができる雰囲気です。学生同士が常に教えあっています。学生の目がいつも輝いていて前向きです。
担当教員が語る他にはない魅力
法学部だけでなく、他学部(例えば国際学部)や、ロースクールの学生も一緒に関西学院大学としてOne Teamを作って取り組みます。
キーワード
国際仲裁 ADR 国際弁護士 企業法務
履修基準年度・担当教員
履修基準年度:3年生
担当教員(2024年度):小倉 隆

授業計画

授業計画
第1回 イントロダクション
過去のVis Moot 問題の振り返り
第2回 Vis Moot 問題検討(1)
手続/実体法、担当分け
第3回 Vis Moot 問題検討(2)
グループ・ディスカッション
第4回 Vis Moot 問題検討(3)
事実関係の時系列整理
第5回 Vis Moot 問題検討(4)
リサーチの方法

第6回

主張書面の作成(1)
第7回 主張書面の作成(2)
第8回 主張書面の作成(3)
第9回 反論書面の作成(1)
第10回 反論書面の作成(2)
第11回 反論書面の作成(3)
第12回 弁論準備(1)
第13回 弁論準備(2)
第14回

まとめ

ここまで読んだあなたへのメッセージ

模擬仲裁日本大会を経て、Vis Moot East(香港大会)、そして、Vis Moot E(ウィーン大会)に行くことは、オリンピック競技に似ています。そのような大会に行くことを目標とすると、信じられないくらい英語力が伸びて国際的な学生になることができます。

写真はウィーン大会(左)と香港大会(右)