法学部初年次教育「スタートアップ演習」

[ 編集者:法学部・法学研究科       2018年5月18日   更新  ]

スタートアップ演習

関西学院大学法学部の1年生は、入学後に先ず全員が「スタートアップ演習」を受講します。全クラス共通カリキュラムの下、法学・政治学を学ぶにあたって必要なノートテイク、グループワーク、スピーチといったスタディスキルを身につけます。

集大成のスピーチコンテスト、700人の前に立つ

 授業の集大成は、中央講堂で1年生全員(約700人)が一同に集まって行うスピーチコンテスト。各クラスから選ばれた代表14名が「私は今後法学部でこのように学んでいく」というテーマで2分間のスピーチを披露し、その内容や伝え方を競います。

ハラスメントを受けたとき

スピーチではパソコンなど機器の使用は一切認められません、敢えて「言葉の力」にこだわります。会場は緊張感に包まれますが、教員審査と学生審査によって最後にグランプリが発表されると、クラスメイトたちから大きな歓声が。その瞬間、学年全体が一つになります。

98%以上が「授業内容に満足した」と回答

スタートアップ演習は、バラエティ豊かな授業構成です。これは、法学部の教職員が一体となって毎年成果検証を繰り返し、授業の改善・充実を図っているからです。

ハラスメントを受けたとき

法職等説明会では、本学の卒業生で現職の裁判官、弁護士、司法書士、国家公務員、企業法務エキスパートとして活躍するメンバーを講師として招聘しています。自身の経験に基づいたキャリア教育を行ってもらい、1年生は自分の関心ある職業やテーマを選んで授業を受けることができます。

ハラスメントを受けたとき

「読む・書く・話す力」を育む毎回の授業では、初年次教育を専門とする講師が少人数授業で丁寧に進行します。グループワークも多いため、学生同士が共に教え合い、学び合えるピア・エディケーションの気風が醸成されます。

「授業だけでなく、提出課題もバラエティ豊かなのがスタートアップ演習の特徴です。例えば個人では、図書館で「新書」を借りて読み、それを1,000字に要約して提出しなければなりません。グループでは「法学部の魅力を伝えるパンフレット作り」などが求められます。「課題が多くて休息時間が減る」という声も聞こえますが、授業時間以外の学習によって着実にスタディスキルを身につけることができます。
その結果、授業振り返りアンケートにおいて、ほぼ全員が「授業に満足度した」と回答しています。

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1年生の学びを支えるラーニング・アシスタント制度

スタートアップ演習では、各クラスに先輩学生(ラーニング・アシスタント)を2人ずつ配置し、1年生の学びを献身的にサポートしています。授業で出されるさまざまな課題に対し必要なアドバイスを行ったり、授業中に適切なコメントを述べたりすることで、先輩としてのロールモデルを示します。

また、スピーチコンテストでは、司会、音響、舞台演出などもすべてラーニング・アシスタントが手掛けています。

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ラーニング・アシスタント(L.A.)の声

ハラスメントを受けたとき

1年生の質問にただ答えるのではなく、選択肢や調べる方法を教えることを意識し、自分で考えられるように導くことの大切さを学びました。私自身がお手本にならないといけないので、やる気が湧いてきます。1年生から「来年は自分がL.A.になって先輩のようになりたい」と言ってもらえた時はうれしかったです。L.A.は皆さまざまな能力を持っています。私は人前で話すのが得意なので、スピーチコンテストで司会を務めました。L.A.には「頑張ろう」という刺激を常に受けられる環境があります。

「Best Contribution賞」を受賞

 2016年3月、本学高等教育推進センターが大学の教育力向上に年間最も貢献した個人・団体を表彰する「Best Contribution賞」に、法学部のスタートアップ演習が選ばれました。受賞理由は、教職員、専門講師及びラーニング・アシスタントが一体となって、1年生のスタディスキルを向上し、そのモチベーションのアップに繋げた点が挙げられます。