長岡 徹(ながおか とおる)教授

[ 編集者:法学部・法学研究科       2014年7月1日   更新  ]

研究内容  

  最高裁判所は、違憲立法審査権を行使することになっているが、これは国民主権の原理と矛盾しないのだろうか。民主的に選ばれた国民の代表者が決めた法律を、非民主的な裁判官が違憲=無効と宣言できるのは何故だろうか。
  一つの有力な回答はこうである。裁判官は、健全な民主主義によって生み出された法律は尊重すべきであるが、民主主義の健全さそのものを損うおそれのある法律については、積極的に違憲立法審査を行うべきだというものである。
  しかし、わが国の現実は逆ではなかろうか。民主主義の根幹をなす選挙運動の自由は法律によって厳しく制限されている。街中にビラやポスターがあふれていて、それを取締る法律もあるのだけれど、警察が取締るのはいつもきまって左翼の政治的ビラ、ポスターである。
  表現の自由、ひいては民主主義を守るために、憲法学は何ができるか。日米比較の中で考えている。

研究分野のキーワード

違憲審査権、表現の自由、選挙運動の自由

主な担当科目

「日本国憲法」、「憲法A(基本的人権総論)」、「憲法B(基本的人権各論)」、「憲法C(統治機構論)」