関谷 一彦(せきたに かずひこ)教授
[ 編集者:法学部・法学研究科 2014年7月1日 更新 ]
研究内容
これまでの研究対象はフランスおよび日本の18世紀である。とくにフランス18世紀文学のディドロやサドについて研究してきたが、現在は文学という境界にこだわらず、さまざまな表象芸術に関心をもっている。とりわけ今はリベルタン小説やエロティックな版画の研究に取り組んでいる。また、江戸時代の春画とフランス18世紀の性にまつわる版画の比較研究も行っている。性に関する研究領域は、どちらかというとこれまで大学という制度の中では排除されてきたのだが、最近は著作も増え、時代にともなう意識変化によって研究環境が大きく変化している領域だといえる。また、バタイユが切り込んだエロティシズムとは何かについても、ディドロやサドのテクストをきっかけにして、ずっと考え続けている。この問題も文学のみならず、さまざまな表象芸術を通してアプローチしたい大きなテーマである。
研究分野のキーワード
フランス文学、エロティシズム、リベルタン小説とエロティックな版画
主な担当科目
「フランス語A・B」、「文化社会論」