柳井 健一(やない けんいち)教授

[ 編集者:法学部・法学研究科 2014年7月1日 更新 ]

研究内容

私の専門分野は、憲法学で、主にイギリス憲法を、日本の憲法学を理解するための比較対象として研究しています。なかでも、イギリス国籍法制の歴史的展開の経緯を研究の中心としてきました。イギリスの国籍法制の歴史は、17世紀の初頭、イングランドとスコットランドとの同君連合に際して、両国の臣民の地位を相互の国においてどのように取扱うべきかという問題の発生を契機に始まります。このように、イギリス国籍法制の成立自体が、この国の近代国家形成に密接に関わっていますが、それ以後の展開も、同国のネーション・ビルディングの歴史、とりわけ帝国としての発展に多大な影響を受け続けることになります。このような特徴は、20世紀の後半まで続きます。
  現在では、国籍ないし市民権は、国際化に伴う主権国家の相対化という文脈のもとで論じられる傾きが強く、近時のイギリスについても同様の動向が顕著となってきましたが、さまざまな権利の法的基盤となる国籍については、歴史的背景を踏まえた議論が不可欠であると考えています。

研究分野のキーワード

憲法、国籍法、イギリス公法

主な担当科目

「日本国憲法」、「憲法A(基本的人権総論)」、「憲法B(基本的人権各論)」、「憲法C(統治機構論)」

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